ぜんじかっぱそば
わさびとレモンの意外でカジュアルな組み合わせ
台観望 合歓店
山口県美祢市秋芳町秋吉
秋芳洞は日本最大級の観光鍾乳洞。カルスト台地の秋吉台とともに日本の地質百選に選定されている人気の観光スポット。軽く見て回るだけでも1時間近くかかる巨大な洞窟で、地下とは思えないほどダイナミックで広大な空間があり、訪れるものを魅了する。そんな山口県を代表する観光スポットを訪れようと大雨の春先にやってきた。雨が降っていても嵐でも洞窟内は関係ないので、安定した観光ポイントだよね。ちょうど昼飯時だったので、入口前の店でランチを済ませてから観光しようと立ち寄ったのがここ。小さな店なんだけど、「元祖ぜんじかっぱそば」と書かれた怪しい食べ物に惹かれてしまった。店内に入ると、平日だったこともあってか誰もいない。まぁ、のんびりと食べられるからいいか。さっそくメニューを見ると、見た目には川棚の瓦そばのような感じ。でも色々と違いがあるらしい。とりあえず注文。するとしばらくして運ばれてきた。違いは瓦ではなく鉄板。だけじゃなく、その他もろもろ。まず、緑色の麺にはわさびが練りこんであるとな。そして上のレモンを絞って食べるようにと。ちょっと想像がつかない?な印象。でも言われたとおりに食べてみると、むむむ、旨い。基本的に瓦そばのようなんだけど、風味がぜんぜん違う。レモンが意外に合って、爽やか。そしてわさびの風味があるような気がするけど、まったく辛さとかツーンとくる感じはないので、子供でも食べられる。その麺が焼きそばのように炒められていて、錦糸玉子とか、キュウリとか肉とよく合う。いろんな風味が混ざっているのに、喧嘩せず仲良く主張してくる。結局、ペロリと平らげてしまった。これ、旨いかも。
2018.04