桜えびひつまぶし定食
一度に四度味わえる桜海老づくし
富士山おふくろ食堂(道の駅富士)
静岡県富士市五貫島
富士市周辺でランチをしようと見つけたのが道の駅「富士」。小ぢんまりとした道の駅だけど、リニューアルオープンしたてということで、すごく綺麗でモダンな雰囲気。そこには「富士山おふくろ食堂」という小さな食事処があった。メニューを見ると蕎麦やお茶漬けなど。蕎麦はここで打っている手打ちのようだ。けど、駿河湾といえば桜海老。そんなわけで見つけたのが「桜えびひつまぶし定食」。何だこれはって感じだけど、そうなったら食べてみるしかない。この食堂は食券を買うと自動的にオーダーが入るので、席について番号を呼ばれるのを待つ方式。やがて番号を呼ばれたので受け取りに行くと、食べ方の説明書をいただいた。膳には大きな丸いわっぱのような容器にたっぷりの桜海老。説明所どおりに食べてみる。まずはめしを四等分する。一杯目は塩を振ってそのまま。桜海老は揚げていてご飯には菜っ葉と錦糸卵かな。あと鰹節がたっぷりかかっている。うん、素朴ながらも芳ばしい。二杯目はタレ入りの温玉をかけて食べる。うむ、濃厚でとろ〜りって感じ。美味い。三杯目は塩こんぶやネギなどの薬味を加えて、だし汁をかける。お茶漬けだ。これは揚げたエビがあっさりになる。四杯目はお好みでというのだけど、もう塩しか残っていない。なので具沢山のみそ汁をかけて食べてみた。これ正解。お雑炊になった。一度の飯で四度楽しめるなんて、ずいぶんと贅沢なランチ。ここで迷ったら、これにしておけば問題なしかな。
2020.1