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とちぎゆめポークの豚丼

旨味がギュっと詰まったブランド豚

実のり食堂

栃木県塩谷郡塩谷町船生

国道461号線沿い、さくら市から鬼怒川温泉方面に向かう途中で、道の駅「湧水の郷しおや」に立ち寄った。ランチ時だったので何か食べようと寄ったのだけど、農産物の直売所がメインで脇に簡易的なフードコートのようなものがあるぐらい。ずいぶんと小ぢんまりとした感じだけど、その奥にある「実のり食堂」が気になった。すごく小さな店舗だけど、店内には席が数席あった。外の共有スペースでも食べられる。ここでの一番人気が「とちぎゆめポークの豚丼」とあったので、とりあえず注文。しばらくすると、丼から少しはみ出るように並べられた豚バラがボリューミーな、とてもインパクトのある豚丼が出てきた。豚バラは大きいものが5枚。真ん中にはネギがたっぷり、脇に紅しょうがと半熟気味のゆでたまご。みそ汁とお新香もついてきた。値段も高くないので、とても良心的なボリューム感。しかもいい香り。さっそくほおばってみると、生姜の香りと醤油の香りが品良く鼻を突き抜ける。もっと甘ったるいのを想像していたけど、むしろいい方向に裏切られた感じ。味付けが濃すぎないので、豚肉の旨みもしっかりと感じられるのが嬉しい。脇に添えられた玉子との相性もよくて、がっついて食べても口の中でふんわりと混ざり合って、とてもマイルドな味わいになる。豚肉も地のもののブランド豚なのかな。とても柔らかくて旨みを感じる。ちょっと小腹を満たすだけのつもりが、がっつりのランチになってしまったけど、そんだけ満足感のある豚丼だった。
2020.03