五鉄しゃも鍋定食
平蔵が食べた軍鶏鍋を美味しく再現
五鉄
埼玉県羽生市弥勒字五軒
東北自動車道の羽生パーキングエリアの上り線は「鬼平犯科帳」をコンセプトに演出されたテーマパークのような人気のスポット。鬼平犯科帳といえば、鬼平こと長谷川平蔵が江戸の街で繰り広げる人情味あふれる時代劇。テレビドラマは何度も再放送されていて、今でも人気が色あせないところがすごい。そんなわけでこのPAもいつも混雑していて、なかなか立ち寄れなかったのだけど、今回ようやく立ち寄ることができた。それにしてもこのPAはかなりコダワリを感じる。辿り着くといきなり江戸時代にタイムスリップしたような映画のセットのような佇まい。それは外観だけでなく店内も映画村のようなのだ。お土産を見るのも楽しいけど、すごいのはその飲食店。いろんな店舗があるけど、やはり注目はドラマでも出てくる五鉄という軍鶏鍋屋。鬼平犯科帳の小説に出てくる「五鉄の軍鶏鍋」をイメージしたという「五鉄しゃも鍋定食」に魅かれてしまった。それに手羽先をつけたスペシャルなセットをいただいちゃいました。鍋の中にはゴボウや高野豆腐、ネギにまみれて軍鶏肉のぶつ切りとつみれ。鍋なのでけっこう熱いので、猫舌の自分にとってはちょっとキツイ。でも味付けが濃厚なので、溶き玉子にくぐらせながらでもすごくご飯が進む。割り下が濃いというだけではなく、具材の味も濃厚といった感じなので旨味もあり、それでいてぜんぜんしつこくなく、ペロっと食べられてしまう。鬼平になったつもりで江戸の平和を守ったような粋な気分になれるぞ。手羽先もすごく旨くて、カラッと揚がっているので外側がカリカリ、中はジューシーって感じ。小腹が空いているぐらいなら、これをおやつにしてもいいかも。こうなると他のメニューも食べたくなっちゃうね。また機会があれば立ち寄ろうっと。
2020.03