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軟骨ソーキそば

濃厚な醤油の旨味とプルンと甘い軟骨

Jurian 寿利庵

沖縄県那覇市久米

沖縄グルメで最もポピュラーな食べ物として沖縄そばがある。沖縄ならどこでもいたるところにそば屋がある感じで、店ごとに色んな特色があって、そば巡りも楽しいかも。泉崎の交差点近くで、すごく小さいけどやたらと派手なそば屋を発見。店の前には三枚肉や軟骨、鴨肉などの沖縄そばの写真が並んでいる。「ジュリアン」という店名がちょっとひっかかるが、どういう意味なんだろう。有名店で何でもなさそうだけど、気になったの入ってみた。ここは沖縄そばだけでなく、日本蕎麦やうどんなどもあって、手広くやっている感じ。お店の中はとても狭く、数席のカウンターがあるだけ。メニューもいろいろあるけど、「軟骨ソーキそば」を注文。それにしても物静かというか、無口というか、無骨な店主が黙々とそばを茹で始める。なんだかとても不思議な雰囲気。そして注文のそばが登場。うん、見た目にもシンプルだけど、とってもおいしそう。スープは意外と濃くみえる。食べてみると、麺はつるつる、意外ともっちりで歯ごたえがある。なのでけっこうボリューミーかも。軟骨ソーキはしっかりと煮込まれていて、軟骨がほとんど感じられないくらいトロトロ。もう少し軟骨のコリコリ感があってもいいのかも。でも、これはこれで美味しい。甘すぎずにちょうどいい味付けだった。それとカマボコがちょこんと乗っている感じ。全体的にとってもシンプルで、うまい。濃い色に見えたスープは、どうやら醤油ペースかな、そばつゆみたいな感じだけど、味が濃すぎるわけでもなく違和感はそんなにない。しっかりとダシが聞いていて美味しいと思う。賛否は分かれるかもしれないけど、そんなに違和感もないし、普通においしかった。食べ歩きのひとつとして立ち寄ってみてもいいかも。
2020.09