ジャンボチキンカツ
がっつりしているのに優しくて美味しい
食事処 くれよん
埼玉県川越市的場北
埼玉県川越市にある東武東上線の霞ケ関駅。東京メトロの霞ケ関駅と混同しちゃうけど、実はこっちの方が歴史は古いらしい。副駅名は「東京国際大学前」ということで、近くに箱根駅伝にも出場している東京国際大学がある。その大学の正門の前にある「くれよん」という喫茶店のような小さな定食屋に行ってみた。大学の正門前にあるので、学生がよく利用するのかな。老夫婦が経営しているようだけど、長年利用されてきたのだろうね。メニューは学生向けにがっつりとしたものが多いようだ。実は昔、ここのジャンボチキンカツが美味しくてボリューミーで気に入っていた。久々にそのジャンボチキンカツを注文してみた。ここは割と注文後に時間がかかるので、覚悟を決めてきたものの意外とすぐに出てきた。形も歪でボロボロと恰好は悪いが、大きなチキンカツが出てきた。アレ?以前より小さくなってる?気のせいかな?ちょっと辛めのソースをたっぷりかけて、いただきます。チキンはあまり脂っぽくなくあっさりとしていてすごく食べやすい。そしてしっかりと胡椒で下味もついているのでとても美味しい。こんなに大きくても肉が柔らかくてあっさりとしているので、パクパクと食が進むぞ。そしてご飯とみそ汁を飲んでご馳走様。アレ?やっぱり違和感がある。以前は食べきるのがやっとなくらい大きかった記憶がある。みそ汁もなんか普通だけど、前は豆乳のような不思議な味の汁だったのにな。「ジャンボ」という文字がどこかに行ってしまった感じだ。時代とともにトーンダウンしてしまったのかな。でも、味はとても美味しい。普通のチキンカツとは違った優しさとワイルドさは他ではないオリジナリティを感じる。ここは他のメニューも味は素朴ながらも悪くないと思うので、今度は違うものを頼んでみようかな。ただ、ネットのクチコミでもよく書かれているように店の人の態度や雰囲気に癖があるので、そういうのが気にならない人にはお勧めできると思うぞ。
2020.11