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勝手丼

自分好みの具材で盛り放題のオリジナル海鮮丼

釧路和商市場

北海道釧路市黒金町

関東が謎の連日猛暑日。このままでは死んでしまうのではないかと命の危険を感じたので、北海道の釧路にやってきた。ここは真夏でも涼しく、そして海鮮も美味しいところ。釧路に到着したところで、さっそくランチをしたいのだけど、駅の近くって何かあるのかなぁ。ということで見つけたのが釧路和商市場。駅の近くにある観光魚市場だ。鮮魚から干物、加工品まで、小さな店舗がひしめきながら賑わいを見せる市場だ。この市場の中を歩いていると、「好きな刺身でどんぶりできるよ」と声をかけられた。この市場の名物、勝手丼ってやつだ。ごはんを売っている店舗で、好みの量の白飯を買い、あとは一切れずつ刺身を市場内で購入して、自分流の海鮮丼を作ってしまうというもの。これって、自制が効かなければ、とてつもない高級海鮮丼になっちゃうけど、逆に安い具材をうまく組み合わせれば、お得な海鮮丼ができてしまう。というわけで、さっそくご飯を購入して、いざ自分流の海鮮丼づくり開始。やはり釧路産の具材を中心に、なるべく安く仕上げたいところ。そんなわけで、二店舗をまたにかけて作成してみた。旬の食材がやはり安いので、結果としてオヒョウ、ソイ、鮫カレイ、ニシン、ブリ、タラ、ホッケ、北寄貝、ハッカク、イカなど、何だかんだと詰め込み過ぎて、かなりカオスな状態。こう見てみると白身が多いな。高い具材は入っていないので、ゴージャス感はないけど、かなり欲張った感じは出ているかな。さっそく食べてみると、どれも新鮮なので、コリコリ感があったり、グキグキと歯応えがあったりと、なかなか面白い。それに普段は食べることのできない珍しい具材ばかりなので、すごく面白い味のめぐりあわせだ。ホッケにしろ、カレイにせよ、優しい甘味がすごい独特。鯛やヒラメには無い独特の甘さがあるよね。ちょっと欲張りすぎた感は否めないので、最終的にどれがどの具材かわからなくなってしまったけど、結果的に美味しかったのでよかった。また、食べたい。
2022.07