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活き活き海鮮地魚丼

数量限定、鮮度抜群の獲れたて活魚が勢ぞろい

水天

熊本県上天草市大矢野町中

熊本県の天草地方は点々と島々が連なる神秘的な場所。海は穏やかで自然がいっぱい。何度来てもワクワクしてしまうポイントだ。そして起伏の富んだ海ということは、海産物にも期待ができるよね。今回は天草の入口、大矢野島を拠点に観光することにした。温泉に入ったり、景色を眺めたりと楽しんだところで、ランチタイム。ここは、前々から目を付けていた海鮮の店を訪れてみた。道の駅上天草さんぱーるの近くにある国道沿いの水天という店。車エビの養殖場のすぐ近くなんだけど、緩やかなカーブの途中にあるので、ちょっと見過ごしてしまいそうなところ。評判が高いようで、平日の開店直後にも関わらず、数名の客がいた。小さく素朴な料理屋で、看板には「いけす料理」「寿し」とある。見た目に派手さはないけど、何か惹きつけるものがあるぞ。さっそく店内に入るも、昔ながらの小料理屋というか定食屋って感じで、カウンター前のショーケースに寿司ネタが並んでいる。店内には生け簀もあるようで、活魚もあるんだとか。ここで注文したのは1日限定20食という「活き活き海鮮地魚丼」。その日の仕入れによって内容は変わるらしいが、このネーミングもめちゃくちゃソソるよね。しばらくして目の前に現れたのが、なかなか見た目にも攻撃力も半端ない豪快な海鮮丼。白身の刺身から海老、ハモ、生うに、キビナゴなど、完全武装していて守りが固い。どれもツヤが違うので、一目見て新鮮さがはっきりとわかる感じだ。さっそく手前の白身から。白身は見たところ3種類くらいあるようだ。手前のはブリかカンパチの類だろう、色がピンクでとても綺麗だ。そして食べてみると、コリコリとした触感と甘さが口に広がる。おおっ、新鮮なのは間違いないようだ。隣の白身は鯛かなぁ?こちらもコリコリとした触感にギュっと歯応えのある感じで、やはり甘い。さらに隣の白身は何だろう?薄茶色っぽい感じだが、すごく透き通っていて、歯応えもグキグキとしっかりとした弾力。これは美味いや。では、キビナゴに行ってみよう。こちらはとろけるような甘さがたまらん。ハモは梅肉がかかっていて、その塩辛さとハモのしっとり感が最高。すごく柔らかかった。ウニはまた、すごく新鮮で、ミョウバン臭さもなく、本当に甘い。海老も茹でているのにプリプリ感が嬉しい。さらに下には歯応え抜群のタコもあった。なるほど、このクオリティは確かに唸らせるものがある。これでいてとてもリーズナブルな料金に脱帽だ。この周辺はハズレのない地域だけど、群を抜いて美味いのではないだろうか。ちなみにみそ汁も甘くて旨味がいっぱいのあら汁。あら汁なのに上品なのは味噌がいいからだろう。もうこれは絶対おすすめだ。
2022.07