1. トップページ
  2. 腹八分目
  3. ひらめフライ定食・のとろ館

ひらめフライ定食

村の特産品のひらめを使ったフワッとしたフライ

のとろ館

岡山県苫田郡鏡野町富西谷

正月に湯原温泉に行ってきた。近ければ何度でも行きたくなるほどお気に入りの温泉なんだけど、遠いのでたまにしか行けないのが難点。砂湯でゆっくりと温泉を楽しんだあと、近くの「のとろ温泉」にもやってきた。でも、ちっとも近くなかった。というのも、雪の影響もあってか冬季閉鎖の道路がいくつかあり、すごーく遠回りをしてやっと到着。今日はいくつか周辺の温泉を巡ろうかと考えていたけど、予定は変更してのんびりと過ごすことにした。雄大な山の景色を楽しみながら「のとろ温泉」を満喫したところで、ランチタイム。こんな山の中なので他に営業していそうな店もないようなので、この温泉施設の目の前にある「のとろ館」という食事処に入った。すると「ひらめ塩焼き定食」や「ひらめ天丼」など、ひらめを使ったメニューがいっぱい。なんでこんな山の奥でヒラメなんだろう?と不思議に思いながらも「ひらめフライ定食」を注文。店はセルフ式で、食券を自動券売機で購入して厨房に渡すと番号札が渡されるシステムだった。しばらくして料理ができると、なかなかバラエティな感じの定食だ。ウドの煮物もあって、テンションもあがる。さっそくひらめのフライを食べてみると、あっさりとそしてフワッとした白身の魚。だけど、思っていた以上にフワッとしているし、淡泊だ。ん? これってヒラメか? と思っていたら、なんとこれは海にいるヒラメではなく、川魚のひらめなんだそうな。って、川魚のひらめって何だ? これはアマゴの地域名で、古くから村の特産品になっているんだそうな。なるほどね、納得。それにしても臭みも癖もない上品な味だ。フライにしたので余計にフワッとしているようだ。これはこれで非常に美味しい。また食べたくなるような定食だ。今度はひらめの塩焼きも食べてみたいな。
2023.01