ラム麻婆丼
山椒のピリ辛とラム肉の芳醇な麻婆
お食事処ちゅうりっぷ
北海道紋別郡湧別町中湧別中町
夏になると涼しい北海道が恋しくなる。そんなわけで、オホーツク紋別空港に降り立ち、紋別・興部・遠軽方面へと遊びに行ってきた。ただ、やはりこちらの地方は、いくら空港があるとはいえ、けっこう辺鄙なエリア。一度、街を離れてしまうと食事をすることも難しくなってきてしまう。やはり、そんなときは道の駅などの観光スポットを訪れるのが手っ取り早い。ということで訪れたのは道の駅「かみゆうべつ温泉 チューリップの湯」。その名の通り、温泉施設がある道の駅だ。温泉に入る前に食事をしておこうと、温泉施設の入口脇にあるレストラン「お食事処ちゅうりっぷ」に入ってみた。平日の夜だったけど、そこそこ客はいる感じかな。観光客対象というよりは、温泉客をターゲットにしたような食堂だ。メニューは麺類から定食類、カレーなど、定番が並ぶ感じ。ただ、気になるのが「サウナ飯」と書かれた推しメニューだ。カツミートスパとかステーキ定食とか、かなりがっつり系が多い。その中でも気になるのが「ラム麻婆丼」。ピリ辛がやみつきと書かれているぞ。ということでこれを注文。そしてドンっと出てきたのがこちら、真上から見るとそうでもないけど、実はけっこう高さがありボリューム満点のようだ。別に山椒が付属してきた。さっそく食べてみると、いきなりピリリと強い刺激。すでに山椒がたっぷりとかけられているようだ。そして挽き肉もたっぷりで、しっかりと盛られている感じ。ラムということは子羊の挽き肉ってことか。確かに口に入れた瞬間にホワッとラムらしい肉肉しい臭みを感じる。ただ、山椒ががっつりと聞いているのですぐにフワッとかき消されてしまう。豆腐もたっぷりなので、すごくマイルドな仕上がりで、これは美味しい。口の中が痺れながらも、やはり麻婆はこうでなくちゃって感じの王道感も半端ない。しっかりと食べ尽くして、最後にワカメスープで口直し。いやはや、これは満足だ。辛さで汗が出て、まさにサウナとの相性も良さそうながっつり飯だった。
2023.08