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カツラーメン

素朴な醤油らーめんの上にトンカツが鎮座

お食事の店 黒田 黒ちゃん

北海道沙流郡平取町長知内

びらとり温泉で入浴を楽しんだ後、国道237号線を北上していて見つけた小さな店。「お食事の店」と書かれているけど、山の中の国道沿いにポツンとある感じ。周囲に他の飲食店も見当たらないことだし、なんとなく気になったので入ってみることにした。だが、入口がどこだかよくわからない。営業中と書かれているけど、扉の脇に荷物が置かれていて、本当に営業しているのかさえよくわからない。まぁ、きっとここだろうと扉を開けて中に入ると、すごく雑多な印象の店内。あれ?閉店してしまっているのか?と一瞬よぎったが、「どうぞいらっしゃい」との声。カウンターには常連らしき客もいる。「どうぞ、上がってください」と、店内奥の小上がりに通された。ちょっと散らかった民家の居間って感じで、なんだか親戚の家にでもあがっているような気分。壁にはメニューがあり、一般的な定食屋というかラーメン屋のようなお品書きだ。気になったのが「カツラーメン」。らーめんにカツが乗っているのかな?珍しいしよくわからないので、それを注文。しばらく経ってカツラーメンが出てきたぞ。そのまんま、トンカツがらーめんの上に乗っている。らーめんは醤油ラーメンだ。さっそく食べてみると、カツもそのまま、普通のトンカツだ。まぁまぁ旨いが、肉がちょっと硬め。らーめんはすごく素朴な醤油らーめん。どこか懐かしいような家庭的な味がするけど、個人的には好きな味だ。ほんとに親戚のうちで、あり合わせで作ったらーめんを食べているような感覚になったが、とにかく好みの味だったし、お腹は満腹になったので、すごく満足。日曜日の正午なのに他に客もいなくなってしまって、かなり穴場な店を見つけた気分になったぞ。
2024.05