豚肉とキャベツの辛しみそ炒め
ピリリと旨い、ストレートなのに深みのある旨さ


龍の子
埼玉県川越市霞ケ関北
小さくローカルな中華の店って、すごく気になる。特に長年その地域で営業していそうな店というのは、何か特別なものを持っているに違いない。ということでやってきたのは川越市にある「龍の子」という中華料理屋。住宅街の一角にポツンとあるお店だ。店の前のボードには手書きの文字で定食やランチのメニューがびっしりと書かれている。けっこう値段は安い感じがするぞ。さっそく入って注文してみる。選んだのはボードの一番上にあった「今週の定食A定1」同じA定食にも1と2があり、妙に複雑な印象。単にA定食、B定食、C定食・・・のようにすればいいのに。まぁ、別にわからなくもないのでいいか。今回は「豚肉とキャベツの辛しみそ炒め」と書かれていた。しばらく待つと出てきました。ごはんはけっこう多め、スープ、豆腐、漬物が出てきた。豆腐には味噌っぽいタレがかかっている。けっこう独特ながらも旨い。さて、ではメインを食べてみる。けっこうピリ辛ぐらいの辛さで、旨味もたっぷり。味もちょいと濃いめで若い人向きかな。非常に素朴でストレートな味なんだけど、後を引く旨さ。キャベツはシャキッとしていて、肉はとても柔らかい。タレがトロッとしているので、それらによく合い、絶妙に美味いのだ。捻ってないところが長年愛される理由なんだろうなと思った。メニューはけっこう豊富なので、また違ったものも食べてみたいと思った。
2025.01