佐賀県
うれしのおんせん・もとゆおんせん
嬉野温泉・もとゆ温泉
美人湯として名高く歴史のある温泉地で気軽に温泉気分
九州を代表する歓楽街として有名な嬉野温泉。古くから栄えた歴史ある温泉地で、江戸時代には長崎街道の宿場町として活気づいていたとのこと。そんな嬉野温泉にある公衆温泉施設がもとゆ温泉。国道34号線沿いに面しているのでアクセスも楽。鉄筋の大きな建物なので共同湯ほどの温泉情緒はないけれどもリーズナブルな料金で利用できるので人気があるみたい。中に入るとそんなに広くはないロビーがあり、入口の券売機で入浴券を購入して中に入る。浴場は男女別の大衆浴場と、貸し切りで利用できる家族湯がありました。家族湯は和室と洋室とが全部で5部屋あるようですが、料金の割には狭いとの噂を聞いたことがあります。そんなわけで大衆浴場に入ることにしました。脱衣所に入ると棚とコインロッカーが並んだシンプルな感じ、浴室は大きな湯舟とズラリと並んだ洗い場が印象的だった。湯舟は2つに区切られているけど、総勢50名以上は入れる大きな湯舟なのでゆっくりと浸かることができました。湯舟の区切られたところには、ちょこんと変な形の岩があったけど、何か意味があるのかな? 男女を仕切る壁のタイルには大きな壁画があって、嬉野の茶摘風景などが書かれていました。お湯は無色透明でさらりとした浴感で温度は熱すぎない程度。源泉はかなりの高温なので薄めているとのことだけど、その薄める際には水道管に20000ガウスの磁気を通し、磁気イオン水を作って利用しているとのこと。ほんの少し塩素っぽい臭いを感じたけどこういうところでは仕方がないのかなぁ。奥には湯舟用のとは別に蛇口があり、「この湯は飲用できます」と書かれてコップも用意されていました。注がれる湯はとてもぬるいけどほんの少しヌルッとした感覚があり、飲んでみると微妙にしょっぱいような味と苦味をたしたような味覚を感じた。入浴後は休憩室も利用できるけど、こちらは有料。嬉野温泉名物の温泉湯豆腐が食べれるという食堂もありました。
掲載: 2000/12/17
Data
- 所在地:佐賀県藤津郡嬉野町下宿
- 入浴 :2000年10月
- 泉質 :含食塩・重曹泉(緩和性低張高温泉)
- 泉温 :源泉 96度
- PH :7.9
- 湧出量:95リットル/分
- 形態 :公衆浴場 男女別
- 効能 :ヒステリー及び神経衰弱、創傷、火傷など
- 露天風呂:なし
- 家族風呂:あり
- 清潔度:☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 人気度:☆☆☆
- 総合評価:☆☆
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