長崎県
おばまおんせん・おばまちょうれきししりょうかん「あしゆ」
小浜温泉・小浜町歴史資料館「足湯」
町と温泉の歴史に触れながら足湯を楽しめる
小浜温泉は橘湾に臨む海岸沿いの温泉街。約370年もの歴史がある温泉地とのことだけど、当初は満潮になると海に沈んでしまう海岸だったために、土地の農民が馬の足を洗ったり、岩間から湧き出る湯に足をひたして疲れを癒したり傷や病を治す程度にしか利用されていなかったとのこと。そんな歴史を垣間見ることのできるのが、小浜町歴史資料館の中にある復元された足湯。ここの足湯は小浜温泉の歴史を語る上では外すことの出来ない(大袈裟?)温泉。この資料館は小浜温泉発展の礎を築いた人物である本多湯太夫の功績を紹介したり、小浜温泉の歴史、交通、そして発展などを解説。また小浜町の見所を紹介している。ここは入場料が安いわりにものすごく面白いところなので温泉好きにはたまらない資料館になっている。実際、歴史を語るコーナーでは、入口に番頭さんが居眠りをしていたり、興味をそそる温泉の資料が多数あり、十分に楽しむことができました。さて本題の足湯の方は、資料館に入ってすぐのところにあり、大きな櫓のすぐ脇にあった。10人くらいは寛げる広さの足湯は温度もちょうどよかった。足湯に入っていると番人さんがやってきて湯加減をきいてきた。話によると、源泉が100度と高温なので熱くするのは簡単なんだけど、ぬるくするのは調節が難しいとのことでした。湯は無色透明でサラサラした感じだけど、ほんのりと硫黄の臭いがあった。10分ほどボーッとしながら寛いでいると体がポカポカと温かくなってきた。たかが足湯なんて侮ってはいられないすごい効果です。小浜に来たら是非とも立ち寄ることをお勧めする温泉です。
掲載: 2000/12/25
Data
- 所在地:長崎県南高来郡小浜町北本町
- 入浴 :2000年10月
- 泉質 :食塩泉
- 泉温 :源泉100度
- 形態 :歴史資料館 混浴 露天
- 脱衣所:なし
- 開放度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 穴場度:☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
温泉レポートを検索