鹿児島県
すけしろおんせん・すけしろおんせん
助代温泉
エメラルドグリーンの綺麗な湯が自慢
ウミガメが上陸する自然の吹上浜が有名な吹上町。西郷隆盛も入ったというわれる吹上温泉から少し奥に行ったところにポツンと取り残されたかのような一件宿の助代温泉があります。山へと続いていく道の途中に突然出てくる助代温泉の看板に「えっ、こんなとこ?」ってな感じでびっくりしました。道路は舗装されてはいるものの周りには何もないので、ホント山の中の一軒家的要素が伝わってくる日帰り温泉施設です。駐車場から下っていくと浴舎があります。中に入って右側に受付があり料金を払います。左側は手前が男湯で奥が女湯の入口がありました。プレハブっぽい造りで脱衣所はわりと狭い方かなぁ。やけに大きくて深い脱衣カゴが印象的でした。ドアを隔てた浴室はかなり広いです。浴室に入るとすぐに硫黄臭が鼻をつつきます。湯舟は大きな岩を並べてコンクリートで固めてあります。一番奥には何故かタヌキのセトモノが置いてありました。どういういわれ何でしょう? 壁や天井はしっかりとした趣のある木造で、男女間を仕切っている木壁は幾何学模様って言ったら大袈裟過ぎますが、なんとも不思議な模様っぽく木が組んでありました。お湯は綺麗なエメラルドグリーンをしていて透明感があります。湯温は少し熱いぐらいかな、長く浸かっていると汗が吹き出てきました。天井がけっこう高いので熱気はそんなに感じず、気持ちのよい熱さです。奥側の外には露天風呂のような形跡があったのですが、昔は露天風呂もあったのでしょうか? それとも季節限定なのでしょうか? 露天風呂と思われる湯舟には湯は入ってなくて空でした。露天があればけっこう良さそうなのになと思いましたが、そうでなくても十分価値のある素晴らしい温泉でした。
掲載: 2001/03/05
Data
- 所在地:鹿児島県日置郡吹上町和田
- 入浴 :2000年10月
- 泉質 :硫黄泉(低張性、アルカリ性、低温)
- 泉温 :源泉30.7度
- PH :9.5
- 形態 :公衆浴場 男女別
- 露天風呂:あり?(空でした)
- 鄙び度:☆☆
- 秘湯度:☆☆☆
- 素朴度:☆☆☆
- 異色度:☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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