鹿児島県
きりしまじんぐうおんせん・きりしまみんげいむらろてんぶろ
霧島神宮温泉・霧島民芸村露天風呂
資料館の中にある超穴場的露天風呂
霧島神宮の参道脇にある霧島民芸村の中には自由に入れる露天風呂があります。外観は小さな木造小屋のような感じで木の板の壁には窓がなく、一見どこが入口の扉だかわからない感じでした。よくよく見てみると木の札で「男湯」「女湯」が書かれてあり、そこが扉になってました。男性が左側、女性は右側の扉から中に入ります。扉を開けるとそこは脱衣所になっており、湯舟はさらに奥側に位置していました。脱衣棚にはカゴが並んでいて衣類はそこに入れます。傍らには竹筒でできた料金箱が用意してあるのですが、「志で十分でございます」と書かれているのが何とも嬉しいではありませんか。私は100円を入れることにしました。床にはすのこがひいてあり、サンダルが用意されていました。そのサンダルを履いて素っ裸で奥にある幾段低くなった湯舟に向かいます。外見からは想像つかないような素晴らしい雰囲気で、木々に囲まれた湯舟がなんとも風情があってグーです。緑に囲まれているので眺望がいいってわけではないけれども、たいそうな料金をとっているわけでもないのになかなか凝った造りで感動しました。湯舟の手前には水道があり、桶やイスがいくつかありました。湯はクリアで青白いというか、淡い青って感じの色です。さっそく入ろうと掛け湯をしようとしたが、これまた熱い。けっこうというかかなり熱くて足が真っ赤になってきました。温度を計ると50度近くありました。桶に水を汲んで何杯か入れて湯もみして温度を下げようとしたけれども、なかなか重労働なので熱いまま入ることにしました。でも入ってみるとジーンとくる熱さがたまらない快感のようになってきます。と同時にほのかな硫黄のような香りもいい刺激です。熱いためそう長く入っていられるわけもなく、すぐに汗がふき出るので風にあたり体を冷ましながら桶に湯を汲んで浴びることにしたけど、これもなかなかいい感じです。閉館時間がだいぶ近づいてきてあまり長い時間ゆっくりすることはできないので出ることにしましたが、宣伝もあまりされていない感じでとても静かなので、穴場的存在がとても気に入りました。
掲載: 2001/05/17
Data
- 所在地:鹿児島県姶良郡霧島町田口
- 入浴 :2000年10月
- 泉質 :単純硫化水素泉
- 泉温 :注ぎ口 約50度
- 形態 :露天風呂 男女別
- 効能 :リウマチ性戻患・糖尿病・慢性皮膚病など
- 露天風呂:あり
- 脱衣所:あり
- 開放度:☆☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 穴場度:☆☆☆☆
- 野趣度:☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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