大分県
ゆのひらおんせん・きんのゆおんせん
湯平温泉・金の湯温泉
紅茶色をした湯が自慢。質素で素朴な共同浴場
湯平温泉は由布院温泉からクルマで30〜40分ほどのところにある、鎌倉時代から伝わると言われている古い温泉街です。温泉街には石が敷かれた坂道が貫いていて風情を醸し出しています。湯平温泉には5つの共同浴場があり、温泉街の一番奥にあるのが金の湯温泉です。駐車場からはかなりの石坂道を歩いてこなくてはならないので、ちょっとしたいい運動になります。コンクリートの白壁の小ぢんまりとした建物で、入り口はなんだか公衆トイレのような?感じのするつくりです。正面にはお地蔵さんが小さな木箱に入って奉られているので、入浴料代わりにお賽銭を入れときましょう。アルミ製の扉をあけて中に入ると非常にシンプルな脱衣場があります。脱衣場はかなり狭く、棚が少しあるだけです。浴室に入ると湯けむりが充満していて狭いながらも神秘的な雰囲気がありました。壁は白壁で、城の石垣風のデザインだったりしてなかなかしゃれた雰囲気がありました。浴室は狭いものの半分は湯舟になっていてタイル張りの長方形のものでした。湯は奥の蛇口から少しづつ注がれています。色は薄いブラウンっていうか、茶葉を入れたまま放っておいた紅茶のような色です。(う〜ん、わかりづらいかな?) 湯舟の湯はそれほどでもありませんでしたが、この注がれている湯はかなり熱い湯でした。独特の渋さをもった味で、お茶感覚で飲むとけっこううまいかもしれないです。(飲んでもいいものなのか?)湯舟の湯は透明度が30センチあるかないかって程度です。それからひとつ気になったのが、浴室の奥に立て掛けられていた木の板です。注がれている湯との温度差があるので、ムラがあるときに湯揉みでもする為のものなのでしょうか? けっきょくわからずじまいでした。
掲載: 2002/01/11
Data
- 所在地:大分県大分郡湯布院町湯平
- 入浴 :2000年11月
- 泉質 :弱食塩泉(緩和性低張高温泉)
- 泉温 :源泉88.1度
- 形態 :公衆浴場 男女別
- 効能 :リウマチ性疾患・運動器障害・神経マヒ病後及び疲労回復など
- 露天風呂:なし
- 清潔度:☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 鄙び度:☆☆☆
- 素朴度:☆☆☆
- 景色 :☆
- 総合評価:☆☆☆
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