大分県
くにみおんせん・あかねのさと「ろくごうのゆ」
国見温泉・あかねの郷「六郷の湯」
両子山を眺めながら静かな山の空気を堪能
大分市街からクルマで約2時間ほど、国東半島のほど中央付近にある温泉施設が、このあかねの郷です。国東半島は周りを海に囲まれているとはいっても、けっこう険しい山間が続くので、想像以上に山奥の雰囲気があります。レストランや宿泊施設、コテージや売店などがあり、四季折々の自然を楽しむことができるので、わりと人気があるようです。温泉だけの利用もでき、その場合はフロントの券売機で入浴券を購入し、手前にある箱に入れて奥に進みます。浴舎は売店を抜けた先の正面にありました。建物は六角形をした木造の小屋で、今どきの温泉施設という感じがあります。六郷の湯と書かれた大きな暖簾をくぐり抜けると手前側に男湯、奥に女湯があります。中に入るとすぐに脱衣所で、その奥に浴室があります。浴室は外観から見た印象のわりに狭い感じがします。石タダミの浴槽と床で、風情はそこそこありました。湯舟は5名も入ればいっぱいって感じの大きさで、白く微濁しています。湯舟の底には赤茶色の湯の華のようなものが沈んでいて、湯舟に入ると舞い上がってきて漂っていました。湯の注ぎ口には石を組んであり、渓流のように流れ出てくる感じになっています。石は付着物で赤茶けた感じに仕上がっていました。湯舟ではあまり臭いを感じなかったけど、注ぎ口ではかすかにミネラルっぽい臭いがしていました。味はほとんど感じません。なかなかしっとりとした肌触りの湯です。内湯の外には露天風呂と打たせ湯があります。露天風呂は内湯より広くて10名は入れるかな。目の前には両子山がそびえ、ゆっくりと眺めながら温泉を楽しむことができます。打たせ湯は露天風呂の陰にあり、壁で囲まれているので景色は楽しめませんが、コックをひねって湯の量や温度を自分の好みに設定できるという親切設計になっていました。湯は若干ぬる目なので、ついつい長湯しちゃいがちです。
掲載: 2002/02/13
Data
- 所在地:大分県東国東郡国見町赤根
- 入浴 :2000年11月
- 泉質 :カルシウム−硫酸塩泉(弱アルカリ性低張温泉)
- 泉温 :源泉39.2度
- 形態 :温泉宿泊施設 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
温泉レポートを検索