大分県
またまおんせん・ほうらいのさと「せんにんゆ」
真玉温泉・ほうらいの里「仙人湯」
ログハウスとランプで山小屋のような雰囲気
九州のトワイライトゾーンとしても有名?な国東半島。その北西部やや中央よりにあるのが真玉温泉ほうらいの里「仙人湯」です。見た目は木の質感ばっちりのログハウス風の日帰り温泉施設です。入口前にネコがいるのが目印(たまたまだろ!!)。正面入口より中に入ったところの券売機で入浴券を購入します。入浴券はそのまま受付に渡して、廊下を奥に進んだ先にある浴舎へと向かいます。廊下を塞ぐような形で垂れ下がる大きな暖簾をくぐって進むと、少々狭い脱衣所がありました。脱衣所が狭いわりに浴室は意外と広いので安心です。浴室内はまさにログハウスで、高い天井は幾何学的に木が組み合わさっていてデザイン的にもかっこいいです。浴室内には天井を支える大きな柱があるのですが、邪魔なようでいてなかなかインパクトがあります。壁には「これでもかっ」って感じに大きく書かれた効能書きがさらにインパクトを強めています。湯舟の奥には大きな丸太から2本のパイプが突き出ていて湯がそこから注がれていました。パイプの片方にだけ飲用と書かれていて、親切にもコップも置かれていました。湯はほとんど無色に近いけどうっすらと黄色い気もします。匂いはあまり感じません。味もほとんど無味? いや、少々しょっぱいようなすっぱいような気もします。外にはこれまた洒落た感じの屋根とランプが演出した露天風呂もあって、なかなかいい風情も感じます。露天風呂からは周りの山々を見ることができるので、眺めも悪くないです。露天への入り口近くに木の浴槽があり、水風呂となっています。そしてその隣にサウナ小屋がありました。何故か浴室は70年代ポップスとかフォーク、演歌など歌謡曲が流れています。ミスマッチなのか、ユニークなのか、妙な気分にさせられます。浴後には畳敷きの休憩室でゆっくりと休むことができます。湯の質もさることながら、ロケーションといい、ユニークな演出といい、気にさせられる存在です。
掲載: 2002/02/19
Data
- 所在地:大分県西国東郡真玉町大岩屋
- 入浴 :2000年11月
- 泉質 :ナトリウム−炭酸水素塩泉(中性低張性温泉)
- 泉温 :源泉40.7度
- 湧出量:毎分60リットル
- PH :6.7
- 蒸発残留物:1.023g/Kg
- 形態 :温泉施設 男女別
- 効能 :(浴用)きりきず、やけど、慢性皮膚病、神経痛など
(飲用)慢性消化器病、糖尿病、通風、肝臓病など - 露天風呂:あり
- 異色度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
温泉レポートを検索