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愛媛県

いしづちやまおんせん・京屋旅館

石鎚山温泉・京屋旅館

クリーム色の濃厚な温泉で見も心もリフレッシュ
石鎚山は日本7霊山のひとつで標高が1982メートルと西日本で一番高い山で、年間30万人もの訪れるという超人気の山です。その登山客の足になっている石鎚山登山ロープウェイのすぐ目の前に湧く温泉が石鎚山温泉で、渓流加茂川を眺めながら入れる温泉が温泉旅館京屋です。浴室は廊下を奥に進むと女湯で、手前側に男湯がありました。脱衣所はとってもシンプルで、脱衣棚と今にも飛んでいってしまいそうな大型扇風機と鏡があります。湯心得と書かれた張り紙と温泉分析表を読んでから浴室に入りました。浴室には中央に7〜8名ぐらい入れる四角い湯舟があります。その湯はとても綺麗なクリーム色でこれはかなり好印象でいきなり上機嫌になりますね。湯舟の端からはジャバジャバと湯が注がれていて湯舟の底からは泡がボコボコ、ジャグジー風呂のようになっています。湯の注ぎ口は石で囲まれていて湯が出ていますが、中には管が2本ありました。片方は白い湯がボコボコと出ていますが、これは加熱循環用かな? もう片方は冷たい透明な水で、ボコッボコッと不定期に出てきます。こちらが源泉でしょうか?試しにコップに汲んでみると気泡が沢山付きます。飲んでみると炭酸が口の中ではじけて酸味と鉄のような味と、少々しょっぱさと苦さがありました。湯舟の底にはきめ細かな粉のようなものが多量にあります。クリーム色した湯の正体でしょう。湯舟の透明度は20センチほどで、湯を洗面器に汲むとすぐに底にクリーム色の粉が沈殿してきます。上澄みだけを取り替えて何度か繰り返すとドロドロのクリーム色した粉というのか、泥のようなものになりました。泥とは言ってもとてもきめ細かくてサラサラとしています。湯そのものはかなりサラサラしていて気持ちいいです。この日は夕暮れ日が沈んでから訪れてしまったので、窓の外は闇だけで景色を楽しむことができませんでした。昼間なら大きなガラス窓から大きな釣り橋や自然あふれる渓谷が見えるとのことで、絶景を眺めながらの入浴には期待できそうです。まわりにはロープウェイ以外何もないところなので、夜になるとホント真っ暗なのには驚きました。浴後は肌はサラサラするなぁと思っていたらどうやらアトピーに効果があるという肌に効く温泉だそうです。なかなか感動できる温泉でした。
掲載: 2002/04/01
Data
  1. 所在地:愛媛県西条市西之川
  2. 入浴 :2000年11月
  3. 泉質 :含二酸化炭素−ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉
    (高張性中性冷鉱泉)
  4. 泉温 :源泉16.1度 使用温度41.0度
  5. 形態 :温泉旅館 男女別
  6. 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩・痔疾など
  7. 露天風呂:なし
  8. 開放度:☆☆☆
  9. 気軽度:☆☆☆
  10. 秘湯度:☆☆☆
  11. 景色 :☆☆☆
  12. 総合評価:☆☆☆☆