高知県
しんやすなみおんせん・かんぽのやどとさなかむら
新安並温泉・かんぽの宿土佐中村
日本最後の清流を見下ろす高台に建つ温泉宿
日本最後の清流のフレーズで知られる四万十川の河口に位置する中村市は整然とした街並みで土佐の小京都と呼ばれる静かな地方都市です。その市街地からすぐ、小高い丘の上にあるのが土佐中村簡易保険保養センターです。温泉大浴場からは小京都中村市街が一望できるということで、楽しみにして行ってきました。大浴場と言われる浴室はシックに落ち着いた感じのところで、中央に円形の大きな湯舟がありました。湯舟はホントに真ん丸なので子供用のビニールプールのようなイメージが(つくりはぜんぜん違うけどね)ありますが、15名ほど入れる大きなものでした。薄い青色をした石タイルの底と黒い石のふちで見た目も綺麗です。その中央には御影石の円盤を3つ重ねたようなユニークな形の湯口があって流れ落ちるように湯舟に注がれていました。壁側に並んでいる洗い場の上には「入浴中、浴槽内にやや黒色の砂のような物が見られることがありますが、これは温泉に含まれる温泉成分でございます。」と書かれていましたが、残念ながら特にそのようなものは見当たりませんでした。湯はほんの少し白く濁っている感じもありますがほとんど無色透明、無味無臭でしっとりとした肌触りがあります。湯が柔らかい感じがするのでじわりと温まり、保温効果の高さが感じられました。驚いたことに期待していた眺望は浴室の目の前の木々が邪魔でそれほどよくはありませんでした。しかしその木は桜の木だったので花見シーズンにはいいかもしれないです。
掲載: 2002/04/15
Data
- 所在地:高知県中村市安並
- 源泉名:新安並温泉
- 入浴 :2000年11月
- 泉質 :メタホウ酸泉
- 泉温 :源泉21.1度
- 湧出量:毎分40リットル
- 形態 :温泉宿泊施設 男女別
- 効能 :リウマチ・神経痛など
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 素朴度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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