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鳥取県

せきがねおんせん・せきのゆ

関金温泉・関乃湯

素朴で地域型の小さな共同湯
作州街道沿いの旧宿場町ということで1300年近くもの歴史がある温泉です。伝説によれば弘法大師が発見したとか、脚を痛めた鶴が傷を癒していたとかいう云われがあるそうです。岡山県との県境で少し山間部に位置するといってもなかなか老舗の旅館揃いの温泉街で、その一番奥にある共同浴場が関乃湯です。小ぢんまりとしていてとても素朴な雰囲気が漂っている小さな共同浴場です。まずは管理人のおじさんに挨拶して料金を払って中に入ります。左手には男湯・女湯への入口がありカーテンで覆われていました。カーテンの中は棚があるだけの簡素な脱衣所で、その壁には分析表やら関金の紹介パンフレットのコピーなどが貼られていました。浴室はこれもわりと小ぢんまりとした雰囲気で何の飾り気もなく木の湯舟がちょこんとありました。シンプルではあるものの、木の浴槽っていうのはとっても温かい感じがあっていいものです。湯舟は3〜4名も入ればいっぱいの湯舟で壁側のパイプから湯がトボトボと注がれていました。よく見ると壁側の下は木の柱で遮られているだけで、大きな湯舟を男女で区切って使っているという感じです。浴室そのものも木の壁で区切られているといった感じでした。壁そのものが少し違和感があったので、もともとはこんな仕切りなどなく混浴だったのでしょうか? それともこういう設計なのですかね。湯舟はわりと深く、足の付け根ほどの深さがありました。湯はホント澄み切った透明度の高い無色透明の湯で、臭いはあるようなないような微妙な感じで、味はほんの少ししょっぱいようなそうでないような味がしました。けっこうぬる目の湯でしたが、しばらくすると汗がじわっと出てきて、浴後もしばらくポカポカして気持ちがいいものです。
掲載: 2002/05/15
Data
  1. 所在地:鳥取県東伯郡関金町
  2. 源泉名:関の湯
  3. 入浴 :2000年11月
  4. 泉質 :単純弱放射能泉
  5. 泉温 :源泉45.7度 湯舟39.0度 注ぎ口41.6度
  6. 形態 :公衆浴場 男女別
  7. 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
  8. 露天風呂:なし
  9. 開放度:☆
  10. 清潔度:☆☆☆
  11. 気軽度:☆☆☆
  12. 下町度:☆☆☆
  13. 鄙び度:☆☆
  14. 秘湯度:☆☆☆☆
  15. 素朴度:☆☆☆☆
  16. 総合評価:☆☆☆