大阪府
たかつきかしだおんせん・つきのさとそう
高槻樫田温泉・槻の郷荘
自然の中で遊んだ後はのんびり汗を流そう
高槻市とはいっても京都府と大阪府の府境付近のかなり山奥に入ったところにある温泉が高槻樫田温泉の「槻の郷荘」です。高槻森林観光センターというファミリー向けの森林レクリエーションセンターの中にあり、温泉以外にもバーベキューやしいたけ狩り、キャンプ、コテージの宿泊などもできる自然豊かな大きなところです。都心からも近いということもあって週末はかなり混み合う人気のスポットだそうです。交通の便が良いとはいえ、周りは森に囲まれて「ホントにここは大阪府なのか?」と疑いたくなるようなところですが、じつは昭和33年まで京都府だったということです。さて温泉のある槻の郷荘は山小屋風の建物で、大浴室と小浴室の二つの浴室があって日替わりで男女が入れ替わるシステムになっていました。今回は残念ながら小浴室の方に入ることになりました。浴室はフロントから2階へあがり奥に進むと岩風呂とかかわれた浴場の入口があります。暖簾をくぐるとやや狭目の空間に洗面台がありました。そこから階段を下りていくと先ほどの空間よりもさらに狭い脱衣所がありました。洗面台と棚があるだけで大人が2人いたらもういっぱいという感じのところでした。浴室に入るとさすがに小浴場ということでホントに小さいです。手前に洗い場、奥に5人ほどでいっぱいの湯舟がありました。いったいどこが岩風呂なのかな?と考えてしまうような普通の湯舟です。写真で見るかぎり大浴場の方は岩風呂と呼べるものらしいです。あえて言うならば湯の注ぎ口のところが石を組んであり、そのあたりが岩風呂っぽいと言えるでしょう。湯舟の奥側はガラス窓になっていて目の前には森があります。ホント見渡せるというよりは見える程度にとどめておいた方がいいような景色でした。湯は無色透明でちょっと苦くて何か表現しづらい微妙な臭いがあるのですが、硫化水素に似ているようでいながらもちょっと違うような感じのものです。湯も温泉らしさはあるし立地的にも問題はなかったので、次回は是非とも大浴室に入ってみたいと思うのでした。
掲載: 2002/06/04
Data
- 所在地:大阪府高槻市田能
- 源泉名:高槻樫田温泉
- 入浴 :2000年11月
- 泉質 :温泉法による鉱泉
- 泉温 :源泉15.2度
- PH :8.76
- 蒸発残留物:223.4ミリグラム/キログラム
- ラドン含有量:0.44マッヘ/キログラム
- 形態 :温泉浴場 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、運動麻痺、火傷など
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 穴場度:☆
- 野趣度:☆
- 秘湯度:☆☆
- 素朴度:☆☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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