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福島県

ゆのはなおんせん・ゆばたのゆ

湯ノ花温泉・湯端の湯

熱い湯が芯までしみる
湯ノ花温泉は福島県の南西部、舘岩村にある静かな温泉街です。歴史的には700年も続いているという老舗の温泉なのです。湯端の湯は温泉街の一番外れの方にある木造の小さな共同浴場で素朴な雰囲気があります。人の出入りが頻繁だったのでどうしたのかな?と思ったら公衆便所と同じ建物にありました。番台や受付などはなく無人なので利用料金は入口を入った正面の料金筒に入れます。浴室は左側が「おんなゆ」、真ん中が「おとこゆ」、右側が「むらのゆ」になっています。「むらのゆ」だけは地元の方専用になっていますが、その他は一般の人も利用できます。脱衣所はわりと狭く棚にカゴが用意されているだけでロッカーもなくシンプルそのままです。浴室には照明があるものの少々薄暗い感じです。湯舟はコンクリートのもので5〜6人ぐらいは入れるでしょうか。湯は湯舟の奥側の壁から管がでていて湯舟を跨いで手前側にどんどん注がれていました。ちょいとその湯に触れてみるとこれがまたとんでもなく熱いです。測ってみたら59.1度もありました。まさか湯舟の湯までそんなには熱くないだろうなと測ってみたらそれでも47.6度もあってかなり熱いようです。ホースで水が注がれていましたが、なかなか適温にはなっくれません。さっとかけ湯して少しずつ体を慣らして浸かることにしました。ゆっくりだけど全身浸かると体中がジーンと痺れてくる感覚が心地よいです。湯はとてもさらっとしていて無色透明、無味無臭でした。これだけ熱い湯が掛け流されているにもかかわらず天井が高いせいなのかまったく熱気が篭っていないのがいいところですね。浴室内にはケロリン桶とコシカケがいくつかありましたが、よく見るとカランがひとつもありませんでした。湯を湯舟から直接汲んで体を洗うようです。まぁこういうところに来たら純粋にお湯を楽しむのがいいでしょう。湯端の湯の周辺は何があるというわけでもないので、湯上り後は川の流れを楽しみつつ散歩でもしながら火照った体を冷ますといいでしょう。
掲載: 2002/07/01
Data
  1. 所在地:福島県南会津郡岩舘村湯の花
  2. 入浴 :2001年8月
  3. 泉質 :塩化物泉
  4. 泉温 :源泉56.4度 湯舟47.6度 注口59.1度
  5. 形態 :公衆浴場 男女別
  6. 効能 :きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童など
  7. 露天風呂:なし
  8. 開放度:☆☆
  9. 清潔度:☆☆
  10. 気軽度:☆☆☆☆
  11. 下町度:☆☆☆☆
  12. 穴場度:☆
  13. 秘湯度:☆☆
  14. 素朴度:☆☆☆
  15. 景色 :☆
  16. 総合評価:☆☆☆