宮城県
なるこおんせん・たきのゆ
鳴子温泉・滝の湯
湯治場の雰囲気を醸し出す昔ながらの共同湯
宮城県の鳴子温泉といえば東北を代表する有名な温泉地です。老舗の旅館も多く湯質もいいので人気のある観光地になっていたりもします。そんな鳴子温泉にある共同浴場の「滝の湯」は鳴子温泉発祥の温泉神社の下にあります。小さい共同浴場ですがとても人気のある共同浴場でいついっても人がいっぱいいるほどで、この日も沢山の観光客や常連客で賑わっていました。この共同浴場を利用するには入浴券をあらかじめ購入しておくのですが、少し離れた所に自動券売機があります。何故浴場の目の前に置かないのでしょう?まるでパチンコの景品買取所みたいに思えました。それにしてもさすがに人気の湯だけあって造りも立派です。番台を挟んで右側が女性用、左側が男性用になっていました。中に入ると木の棚が並んだ脱衣所がありますがわりと狭い感じです。端に貴重品用の鍵付きの小さな木造ロッカーもありました。浴室内はそれほど狭くはないですが、それでも10人以上入れば芋洗い状態になるのかな。浴室内には大小2つの湯舟があり、大きい方は手前側、小さいのは格子を挟んで奥にありました。滝の湯の名前の通り打たせ湯が手前に1つ奥に2つあります。露天風呂もなく室内は暗めの照明なので開放感があるとはいえませんが、浴室内は壁も床も天井も格子も台もみんな木製で、木の軟らかい雰囲気がなかなか情緒を醸し出しています。でも桶がプラスチック製だったのがもったいないところですが、ケロリン桶だったのでまぁそれはそれで妥協しましょう。湯は牛乳風呂のように白濁していて透明度は20〜30センチくらいです。大きい湯船の方が熱かったです。
掲載: 2002/07/19
Data
- 所在地:宮城県玉造郡鳴子町
- 入浴 :2001年8月
- 泉質 :酸性−含硫黄−ナトリウム・アルミニウム・カルシウム−鉄(U)-硫酸塩泉
- PH :2.8
- 形態 :共同浴場 男女別
- 効能 :動脈硬化、切り傷、火傷、慢性皮膚病など
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 穴場度:
- 鄙び度:☆
- 素朴度:☆☆☆☆
- 人気度:☆☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
温泉レポートを検索