青森県
あすなろおんせん(しちのへまち)
あすなろ温泉(七戸町)
ツルツル温泉と常暖サウナ
青森県内には同名の「あすなろ温泉」がいくつかありますが、ここは七戸にある「あすなろ温泉」です。南部縦貫鉄道の七戸駅の目の前にあるという、まさに駅前の温泉なのですが、残念ながらこの路線は廃線になってしまっているので、片田舎にポツンとある感じになっていました。クルマだと国道4号線の笊田交差点からすぐなので、決してアクセスが悪いわけではありません。しかし、通り沿いですが田園の中にあり、それに加え広い駐車場の奧にあるのでつい通り過ぎてしまいそうな感じもありました。ただ、大木の胴の部分を使った風変わりな門が印象的なので目印になります。地元の人にとってはまさに銭湯的存在ということで、とてもローカルな雰囲気が漂う日帰り入浴施設になっていました。入口を入ってすぐのところに券売機があるので入浴券を購入して中に入ります。浴室は思っていたよりも広く大きな湯舟がありました。湯舟は2つに仕切られていて手前側が狭くなっていました。温度に違いがあるのかと思いきやあまり変わった感じはありませんでした。(微妙にぬるいのかな?) 湯はほうじ茶色(もっと薄い)で、アルカリ性のヌルヌルっとした浴感がありますが、湯そのものはとてもさらりとしている湯です。湯舟の中のニョキッと出ている管からコンコンと湯が湧いていてそのまま掛け流しになっているようです。味覚はほとんどありませんでしたが少し苦いような気もします。湯舟の両側は洗い場になっていました。外部の光は射し込みますが、窓は壁の上の方にあるので景色などは浴室からは見えません。浴室の一番奥には水風呂とサウナがあります。常暖(とこだん)サウナといって間接式のサウナがウリのようです。中に入るとなるほど熱源がどこにあるのかわかりませんがとてもよく汗が出ます。とてもローカルな雰囲気ながらも、しっかりと温泉気分が味わえて、とても楽しく利用させていただきました。
掲載: 2002/09/04
Data
- 所在地:青森県上北郡七戸町笊田川久保
- 入浴 :2001年8月
- 泉質 :アルカリ性単純温泉
- 泉温 :源泉46.5度
- PH :8.86
- 形態 :公衆浴場 男女別
- 効能 :リュウマチ性疾患、運動器障害、神経麻痺、神経症など
- 露天風呂:なし
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆
- 穴場度:☆☆
- 秘湯度:☆☆
- 素朴度:☆☆☆☆
- 異色度:☆
- 人気度:☆☆☆☆
- 景色 :
- 総合評価:☆☆☆
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