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青森県

しもふろおんせん・おおゆ

下風呂温泉・大湯

熱さが決め手!体がしびれる温泉
下北半島の北端付近、津軽海峡に臨む温泉地、下風呂温泉の共同浴場がこの「大湯」です。共同浴場はこの他にも「新湯」というのがあり、地域の方々だけでなく、観光客にも親しまれている公衆浴場です。「下風呂」という温泉名はいかにも「温泉→お風呂」というイメージが付きますが、実は「シュマ(岩)」「フラ(におい)」というアイヌ語が語源になっているということで、その名の通り硫黄の香りが漂う温泉街です。なるほど地名というのは面白いですね。共同湯は入口にある券売機で入浴券を購入し中の番台へ出します。浴室に入るとまず強い硫黄の香りがぷぅ〜んと鼻を突くように漂っています。浴室は板張りの床で7〜8人程度が入れる魚のイケスのような雰囲気の湯舟が2つ並んでいました。浴室の広さのわりに洗い場は3つしかありません。シンプルながらもとても味わいのある佇まいです。2つの湯舟は手前側が「あつめ」、奧が「ぬるめ」とあります。しかし、ぬるめといってもちっともぬるくありません。熱い方は入っていると体がジーンとしびれてくるほどの熱さです。さっそく温度を計ってみると、なんと46.5度もありました。源泉が66度なので注がれる湯量を増やせばもっと熱くなってしまうことでしょう。熱さに体が慣れるまで何度か湯を浴びながら、ようやく浸かりましたが、そう長くは入っていられません。体がジーンとしびれて、電気風呂に浸かっているかのよなう刺激を感じるほどです。ぬるい方と熱い方の間には湯の出てくる箱とパイプがありました。湯舟の湯は白濁していて15〜20センチくらいの透明度しかありません。舐めてみるとけっこう酸味が利いてすっぱいです。浴後はさすがに体が火照っていてなかなか汗がひきません。脱衣場の天井には大きな扇風機があるので少し涼むのがいいでしょう。
掲載: 2002/09/30
Data
  1. 所在地:青森県下北郡風間浦村下風呂
  2. 入浴 :2001年8月
  3. 泉質 :塩化土類硫化水素泉
  4. 泉温 :源泉66度
  5. PH :2.8
  6. 形態 :公衆浴場 男女別
  7. 効能 :打撲傷、神経痛、婦人病、皮膚病など
  8. 露天風呂:なし
  9. 開放度:☆☆☆
  10. 清潔度:☆☆☆☆
  11. 気軽度:☆☆☆☆
  12. 下町度:☆☆☆☆
  13. 穴場度:☆
  14. 鄙び度:☆
  15. 秘湯度:☆☆
  16. 素朴度:☆☆☆☆
  17. 異色度:☆☆☆
  18. 景色 :☆
  19. 総合評価:☆☆☆