青森県
いかりがせきおんせん・いかりがせきおんせんかいかん
碇ヶ関温泉・碇ヶ関温泉会館
もったいないほどの掛け流し
碇ヶ関温泉は青森県の南部、秋田県との県境付近にあるローカルムード漂う温泉街です。碇ヶ関温泉会館は国道7号線沿いにある共同浴場で、見かけは大きな鉄筋の建物だけれども農協なども利用しているビルで浴場は正面左側より階段を下りた地下にあります。地下とはいってもそのまま国道とは反対方向に抜けると裏道にでます。まるっきり飾ることのない素朴な雰囲気で、まさに地元の方の銭湯として利用されているようです。階段を降りた前には券売機があり、入浴利用者は入浴券を購入し中の番台に渡すようになっていました。浴室の構造は男女間におきまりの番台があって、脱衣所には棚が並び洗面台、体重計などがあります。シンプルで質素だけれどゆとりある空間なので落ち着きます。浴室内はわりと広く洗い場は外側の壁沿いにいくつかあります。湯舟は大きな楕円形で2つに仕切られていました。奧側の湯舟の方が少し小さいようです。手前と奥とで温度が違うのかな?と思いきやそんなこともないようです。2つにわけている意味はわかりませんでした。湯舟はツルツルしたタイル製でかなりすべりやすくなっているので注意が必要です。湯温はけっこう熱めでしたがけっこうさっぱりとした熱さです。湯舟からは無色透明の湯がどんどん溢れて出て行ってもったいないほどです。湯量がかなり豊富なんでしょうねぇ、羨ましいかぎりです。男女間の壁は模様の入った曇りガラスになっていました。曇りガラスということでまったく見えることはないのですが、相手側の気配が感じられるので一瞬ドキッとしたりもします。微妙な雰囲気がローカル度を増幅させている感じがしました。
掲載: 2002/10/28
Data
- 所在地:青森県南津軽郡碇ケ関村
- 入浴 :2001年8月
- 泉質 :ナトリウム・カルシウム−塩化物温泉
- 泉温 :源泉55.5度
- 形態 :公衆浴場 男女別
- 効能 :切り傷、火傷、慢性皮膚病、慢性婦人病、神経痛など
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆
- 清潔度:☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 下町度:☆☆☆☆
- 穴場度:☆☆
- 鄙び度:☆☆☆☆
- 素朴度:☆☆☆☆
- 景色 :
- 総合評価:☆☆☆
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