大分県
つかはらおんせん・かこうのゆ
塚原温泉・火口乃泉
まるで辛口白ワインのような強酸性の湯で湯治気分
湯布院と別府の中間に位置する山の中の一軒家が塚原温泉です。ペーハー値1.4という強酸性の湯が特徴で、連日アトピー性皮膚炎などに苦しむ湯治客で賑わうところです。以前は塚原温泉「山の湯」という名称でしたが、平成13年に塚原温泉「火口乃泉」と改めてますます知名度の増した温泉なんです。確かに人気の高い温泉ではありますが、真剣に湯治にきている客が大半を占めているので観光気分で立ち寄るのには注意が必要です。道路は一本道なので迷うことはないけれども近づくにつれて段々と険しくなってきます。湯小屋が見えるともうすぐ後ろは噴煙の上がる荒々しい山肌で、確かに火口乃泉という名称は合っているのかもしれませんね。湯小屋はわりと小ぢんまりとした木造小屋で入口玄関を入ると左右に男女の浴室があります。脱衣所、浴室ともに少し狭めで脱衣所には塚原温泉を紹介した新聞の切り抜き等が目立っています。浴室は木の温もりが優しく伝わる湯舟が中央にあります。春先は源泉の湯温がまだ回復しないとのことで湯冷め防止に発泡スチロールの蓋がしてあり隙間をぬって入浴しました。確かに以前は熱くて茹だった記憶がありましたが、今日は長湯してしまいがちな心地よい温度でした。黄色っぽいクリアな湯はさすがに肌がピリピリとします。傷口なんかは小さなものでも痛くてたまりません。湯は飲んでみると口の中で酸味がジュワッと広がり、少々の苦味があるけれども喉の手前がキュッキュッとくる感じがまるで酸味の強い白ワインのようです。フランスワインのシャブリ系といったら褒めすぎかな? それだけインパクトの強い湯だから湯治客に人気があるのはうなづけます。ついつい他の湯治客と温泉談義に花が咲いてしまいます。
掲載: 2003/02/02
Data
- 所在地:大分県大分郡湯布院町塚原
- 源泉名:塚原温泉
- 入浴 :2002年4月
- 泉質 :酸性-含硫黄・鉄・アルミニウム-カルシウム-硫酸塩泉
- 泉温 :源泉60.6度
- PH :1.4
- 形態 :温泉浴場 男女別
- 効能 :慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、糖尿病、月経障害など
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆
- 穴場度:☆
- 秘湯度:☆☆☆☆
- 素朴度:☆☆☆☆☆
- 異色度:☆☆☆☆
- 人気度:☆☆☆☆
- 湯治度:☆☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆☆
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