長野県
ひめかわおんせん・ほてるあさひそう
姫川温泉・ホテル朝日荘
山間の静かな温泉街で大らかに温泉を楽しむ
新潟県の県境近く、大糸線平岩駅の近くの静かな温泉街が姫川温泉です。目の前の姫川渓谷は水量も多くとても豪快な川という印象を受けました。1995年に姫川の大氾濫によって大打撃を受けた温泉街ですが、再び湯の街として復活しています。ホテル朝日荘は自然大岩風呂が自慢の温泉宿です。浴場はフロントから地下に４階ほど降りたところです。急斜面に建てられた宿なので道路側に面しているフロントが４階ということになるのでしょうかね。脱衣所につくといきなり壁は大きな自然岩です。広々としていて休憩用のイスがいくつか並んでいるだけで少々殺風景な気もします。浴室はわりと広く天井は一応ありますが自然光をとりいれる工夫がしてありとても明るい雰囲気です。目の前にはとても大きな岩がでんと構えていて浴室内は渓谷の一部にでもなっているような装いです。この浴室は混浴になっていて対岸が女性用の入口になっていましたが、大きな岩が配置してあり入り組んだ状態になっているので女性の方でも比較的入りやすいのではないでしょうか。浴室内には高さが４メートル近くはあるかなという打たせ湯が２つありました。湯量もけっこう多くいいパンチを浴びせてくれます。打たせ湯の周りの岩は温泉の成分が降りかかるせいでしょうか、変色しているというよりむしろ堆積物でコーティングされているといった感じになっていました。湯は無色透明で若干、硫黄のような臭いがします。飲んでみてもやはり硫黄臭さがありました。湯舟の温度は少々ぬる目で39度ほどで、ゆっくりと寛ぐことができます。打たせ湯はそれなりに熱めの湯だったのでその周辺は若干温度が高いです。また、建物の屋上には露天風呂もあり、姫川を見下ろして入ることができます。
掲載: 2003/03/02
Data
- 所在地:長野県北安曇郡小谷村北小谷
- 入浴 :２００２年５月
- 泉質 :ナトリウム-炭酸水素塩泉
- 形態 :温泉ホテル 混浴・女湯
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 鄙び度:☆
- 秘湯度:☆☆
- 異色度:☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
温泉レポートを検索