北海道
ばんけいおんせん・おさるゆ
蟠渓温泉・オサル湯
川底が源泉!河原にさりげなくあるダイナミックな野天風呂
洞爺湖からクルマで30分ほどのところ、洞爺湖と支笏湖を結ぶ国道453沿いに蟠渓温泉があります。蟠渓温泉街を流れる長流川(おさるがわ)沿いにある開放感たっぷりの河原の野天風呂がオサル湯です。オサル湯なんてネーミングに興味をひかれていってみましたが、サルが入浴しているわけでもなく脇を流れる川が「おさる川」だからそう名付けられているのですね。道路脇に川が流れていてその河原にあるので道路を走るクルマの音も聞こえますが、道路からは低くなって隠れているので見られる心配はありません。さてそのオサル湯ですが、河原に降りたところで最初はどこに温泉があるのかわかりませんでした。近づいていくと河原の底の岩をくり貫いたような形のものが2つありまた。ひとつは細長く6〜7人以上はゆったりと入れるものと、もう一方は2〜3人用の小さなタイプのものでした。ホントに河原の風景にとけこんでいるので違和感がなく温泉とは気づきにくかったのでした。当然のことながら完全の野湯になっているので脱衣所などの設備は一切ありませんし混浴になっています。岩陰でこそこそっと衣服を脱いで入浴することになります。湯舟には川の水なのでしょうか、黒いパイプが上流から延びていて水が注がれていました。湯は底から湧いているのでしょうか、加水されて適温になっていました。湯は無色透明でさらっとした感触です。浸かっているとかなり保温効果があるようで、ぬるいようですが汗がにじみ出てきます。暑くなってきたら目の前の川で水浴びなんかもできて1日のんびりと過ごすのも優雅でいいかもしれません。河原にある誰でも自由に利用できる温泉ですが、最近は夜中に酒を飲みながらどんちゃん騒ぎをする輩もいるということで、近所迷惑になるのでくれぐれもマナーは守って利用するようにしましょう。
掲載: 2003/04/13
Data
- 所在地:北海道有珠郡壮瞥町蟠渓
- 入浴 :2002年8月
- 形態 :野湯 混浴
- 脱衣所:なし
- 開放度:☆☆☆☆☆
- 清潔度:☆
- 気軽度:☆☆☆
- 穴場度:☆☆☆
- 野趣度:☆☆☆☆☆
- 秘湯度:☆☆☆☆
- 異色度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆☆
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