北海道
とむらうしおんせん・ひがしたいせつそう
トムラウシ温泉・東大雪荘
登山の拠点に!大自然に囲まれじっくりと癒されたい
新得から延々と60キロも山の中に入った一軒宿がトムラウシ温泉です。途中には大小のダム湖がいくつかあり途中からは未舗装の林道になります。ずいぶんと山深くなってくるので少々不安になりますが、しばらくすると見えてくるのが国民宿舎東大雪荘です。ホントによくぞこんな山奥まで道が続くもんだと感心するほど森の中なのに「えっ、なんで?」と思うくらい立派で大きな建物が出てきてびっくりします。それにしても周りは四方八方、山、山、山です。歓楽街的なものはほんとに何もないところだけにこれだけの建物の需要があるのか心配してしまいがちですが、日本百名山のひとつトムラウシ山や大雪連峰など人気の登山ルートの拠点となる登山道の入口が目の前にあるのでそれなりに人気があったりします。特に夏場や紅葉シーズンは早めの予約でないと宿泊できないほどらしいです。ここトムラウシ温泉までは新得からバスも出ているようだけど1日に2便しか無いとのことでアクセスには事前の下調べが必要です。建物は立派なホテルそのものといった感じで、豪華なロビーやレストランがあり温泉浴場は奥の方にあります。浴室は広い内風呂と露天風呂があり、内風呂には打たせ湯、サウナ、水風呂などがあり設備も綺麗で豪華なホテル並みです。湯舟も大小2つのものがありました。湯は無色透明でけっこう熱めです。源泉は宿の目の前にある噴泉塔で熱湯が噴き出しています。簡単な柵があり直接触ることは危険なのでできませんが、ボコッ、ボコッと湧き出る自然の姿を見ることができます。露天風呂は脇を流れる川沿いに面しています。川の対岸は森なので夏なら新緑、秋なら紅葉を優雅に楽しむことができます。露天風呂にも2つの湯舟がありました。男女を仕切る岩壁には熱めの湯が滝のように流れていて湯けむりがあがり風流な演出をしていました。川のせせらぎと湯滝の音がBGMとなってなごませてくれます。温泉分析表によると微硫化水素臭って書いてあるけれど臭いなどほとんど感じず、とてもサラサラとした湯でした。
掲載: 2003/04/26
Data
- 所在地:北海道上川郡新得町字屈足トムラウシ
- 源泉名:東大雪荘
- 入浴 :2002年8月
- 泉質 :含硫黄−ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉(硫化水素型)
(低張性中性高温泉)(旧泉質名:含重曹−食塩硫化水素泉) - 泉温 :源泉93.5度
- PH :7.8
- 蒸発残留物:1.268g/kg(110度)
- 形態 :温泉ホテル 男女別
- 効能 :(浴用)神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、うちみなど
(飲用)慢性消化器病、慢性便秘、糖尿病、痛風、肝臓病、便秘など - 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆
- 野趣度:☆
- 秘湯度:☆☆☆
- 人気度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
温泉レポートを検索