北海道
めとうおんせん・めとうおんせんほてる
芽登温泉・芽登温泉ホテル
大自然と巨石に囲まれた混浴露天風呂が人気
芽登温泉は自然に囲まれた露天風呂が自慢の温泉で、大正時代に開湯したという北海道にしては歴史ある温泉です。勝手な思い込みだったのだけれども、市街地にある温泉かと思っていたらダートの道をずいぶんと走っていった先にある森の中の温泉宿でした。浴室は男女別の内湯があり、混浴の露天風呂がひとつあります。内湯はタイル張りのシンプルですっきりしたデザインです。小さい正方形の湯舟とその倍ほどの大きさの長方形の湯舟がありました。洗い場もいくつかあり、ボディソープやリンスインシャンプーも備え付けてあります。湯舟は小さい方が熱く45度ほどあり、大きい方も43度ほどありました。浴室内は熱気がこもっているので実際の温度よりもけっこう熱く感じます。湯は無色透明で微妙に硫化水素の臭いがありました。アルカリ性の湯で肌がツルツルとする感触が味わえなかなか気持ちがいいです。ガラス窓が大きくとられているので室内は採光豊かでとても明るく感じます。露天風呂は内湯の外側の扉から出られます。出ると大きな円形の湯舟とその中央に大きな岩がありました。女湯からも出られるようになっています。混浴とはいえ中央の大きな岩のおかげで女性でも少しは入りやすいのではないでしょうか。露天の湯は外にあるせいなのか青臭いというか池の水のような臭いが感じられました。温度は内湯よりぬる目だったのでゆっくりと入れます。湯は高い位置から注がれていてその湯口の上にはコップが置かれていました。飲用すると糖尿病、慢性気管支カタルに効果があるということで飲んでみると、硫化水素の臭いが少しするだけであまり味はありません。少々後味が残るような残らないような微妙な感じでわりと飲みやすいのではないでしょうか。それにしても露天風呂はなかなか開放感があっていいです。露天風呂のすぐ脇にはクマネシリ岳を源とするヌカナン川が流れていて川越しに眺める林も優雅に感じます。新緑や紅葉、そして雪景色を楽しみながらの四季を通じて自然を楽しむことができるようです。日帰り入浴客用の無料休憩所もあるので浴後もゆっくりとでき、ドライブの途中で立ち寄るにも最適です。
掲載: 2003/05/05
Data
- 所在地:北海道足寄郡足寄町芽登
- 入浴 :2002年8月
- 泉質 :硫黄泉(緊張性低張高温泉)
- 泉温 :源泉58度
- 湧出量:毎分230リットル
- PH :8.4
- 蒸発残留物:0.2301g/kg
- 形態 :温泉旅館 (内湯)男女別 (露天風呂)混浴
- 効能 :(浴用)慢性関節リウマチ、神経痛、慢性金属中毒など
(飲用)常習便秘、糖尿病、慢性気管支カタルなど - 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 穴場度:☆☆
- 秘湯度:☆☆☆
- 素朴度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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