北海道
うなべつおんせん・うなべつしぜんきゅうようむらかんりせんたー
ウナベツ温泉・ウナベツ自然休養村管理センター
目の前はゲレンデ、三角屋根の洋風な公共温泉
網走から知床半島に向かい1時間から1時間半ほど、知床半島のつけ根あたりにあるウナベツ自然休養村管理センターは、宿泊施設も整う温泉施設です。ここは農林漁業者のための研修施設ですが、公共の施設として一般の方も利用することができます。ウナベツスキー場のすぐ脇にあるのでスキー帰りに汗を流して暖をとるにはもってこいの場所なんです。スキーシーズン以外は国道から一歩入ったところにあるというのもあってかかなり空いていて穴場的存在だということです。しかし浴室は思いのほか狭いのでシーズンオフとはいえども他の客とかち合うと芋洗い状態になってしまいます。浴室は小ぢんまりとしたタイル張りのシンプルなもので温泉というイメージからは遠のきますが、実は隠れた名湯だという噂もあり密かな人気があるのです。浴室内は窓もあるのですが開けることができないのでかなり蒸しています。スチームサウナというほどではありませんが、蒸し暑いと感じるほどでした。洗い場は全部で四つありましたがとても狭い間隔なので同時に使うとちょいと辛いものがあります。湯舟は4〜5人ほどでいっぱいになる大きさで無色透明の湯が溢れていました。湯舟の温度は42度ほどでしたが室内が蒸しているのでかなり熱く感じ、のぼせやすいので注意が必要です。湯舟の端には浴槽に食い込む形で岩が組んであり、そこからは温泉が掛け流しになっています。飲泉もできるらしくコップも用意されていました。飲んでみるとほとんど味は感じませんが、微妙に苦いような気もします。見た目、味にも特徴はほとんどありませんが、湯舟に浸かるとお湯がツルツルして妙に気持ちがいいんです。いわゆる「美人湯」というやつですね。利用料金も安いので近くを通る際には立ち寄ってみるのもいいでしょう。
掲載: 2003/05/25
Data
- 所在地:北海道斜里郡斜里町峰浜
- 源泉名:ウナベツ温泉
- 入浴 :2002年8月
- 泉質 :単純硫黄泉(アルカリ性低張性高温泉)
- 泉温 :源泉44.3度 湯舟42.2度
- 湧出量:毎分120リットル
- PH :9.1
- 蒸発残留物:0.500g/kg
- 形態 :公共研修所 男女別
- 効能 :(浴用)リウマチ性疾患、慢性中毒症(水銀、鉛、砒素など)、糖尿病など
(飲用)糖尿病、慢性中毒症、痛風および尿酸素質、慢性気管支炎など - 露天風呂:なし
- 開放度:☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 穴場度:☆☆☆☆
- 秘湯度:☆☆☆
- 景色 :☆
- 総合評価:☆☆☆
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