北海道
せとせおんせん・せとせおんせんほてる
瀬戸瀬温泉・セトセ温泉ホテル
泉質は極上、ポリタンクで持ち帰る人も多い人気の秘湯
遠軽町の南部、湧別川の支流瀬戸瀬川沿いにある原生林に囲まれた温泉が瀬戸瀬温泉です。石北本線瀬戸瀬駅から県道で南下して10キロほどのところにポツンとある辺鄙で静かなところです。広めの駐車場には「自然噴出温泉純度100%セトセ温泉ホテル」と書かれた怪しげな木造の看板がありました。ホテルとある通り大きめの施設ですが、宿泊の施設は稼動している気配がありません。噂によると素泊まりならできるようです。けっこう辺鄙な気配が漂っているだけに客が少ないのかなと思いきや、駐車場にはクルマがいっぱいです。湯の質に人気があるようで地元の方がほとんどですが、次から次へと入れ替わりたちかわり日帰りの入浴客がやってきます。浴室はけっこう広く湯舟も広々としています。窓側にはデッキチェアも置いてあり室内でのんびりとしている方もいます。湯舟の周りには洗い場もあるのですが、カランは少なくお湯しか出ません。無色透明のお湯はけっこう熱めで、室内もムンムンと蒸していました。湯舟の脇には岩の湯口があり、その上にはコップも用意されています。飲用すると糖尿病や胃腸病にも効果があるということですが無味無臭のお湯でした。しかしペーハー9.1というアルカリ性の温泉で、肌がツルツルとした感触があって気持ちがいいです。浴後にはちょっとした休憩スペースも用意されています。休憩スペースの前には洗面台というか流し台があり、蛇口から温泉が出るようになっていました。温泉を持ち帰る場合はモーター電気類消費料として100円以上の協力金を求めていました。ポリタンク等を持参する人が多く、つくづく人気があるのだなと実感しました。
掲載: 2003/05/31
Data
- 所在地:北海道紋別郡遠軽町湯の里
- 入浴 :2002年8月
- 泉質 :アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性高温泉)
- 泉温 :源泉43.1度
- 湧出量:毎分180リットル
- PH :9.1
- 蒸発残留物:0.144g/kg
- 形態 :温泉ホテル 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆
- 穴場度:☆☆
- 鄙び度:☆☆
- 秘湯度:☆☆☆☆
- 素朴度:☆☆☆
- 人気度:☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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