北海道

さるふつおんせん

さるふつ温泉

ホタテの名産地、キャンプ場の脇にある公衆浴場
北海道の最北端である宗谷岬の手前、オホーツク海に面した村が猿払村です。猿払村といえばホタテの水揚高が日本一というホタテ王国として有名ですね。雄大な景色が広がるさるふつ公園には「道の駅さるふつ公園」があり、ホテルやサイクリングターミナル、レストラン、キャンプ場、資料館などの施設があります。その中でもホテルの横にポツンとあるのがさるふつ温泉で、それほど大きくはありませんが綺麗でしっかりとした建物です。その奧はキャンプ場になってはいるんですが、ただただ草原が広がっているという無に近い空間でキャンプ場という雰囲気はありませんでした。温泉施設は銭湯のようなイメージで、入口を入ると券売機と受付があり、その奧には休憩室がありました。浴室は大きめの湯舟と洗い場が並ぶとてもシンプルなもので、奧の方には小さいながらもサウナと水風呂もありました。ちなみにサウナの中では演歌やポップスが流れていました。浴室には露天風呂などはなく内湯のみで小さな窓が上の方にあるだけなので景色などを眺めることもできず閉鎖的で少々もったいない気がします。湯は透明感はあるものの黄銅色した湯で、独特な鉱物臭さがありました。ペーハーが9.9あるということで高いアルカリ性の湯で、女性に人気があるということです。村民あげての温泉開発をしたというわりには飾り気のない浴室で、オホーツク海を一望できる立地を生かしていないというのは残念だと思います。
掲載: 2003/06/01
Data
  1. 所在地:北海道宗谷郡猿払村浜鬼志別
  2. 入浴 :2002年8月
  3. 泉質 :ナトリウム−塩化物泉(アルカリ性低張性低温泉)
    (旧泉質名:食塩泉)
  4. 泉温 :源泉31.9度
  5. 湧出量:毎分80リットル
  6. PH :9.9
  7. 蒸発残留物:1.777g/kg
  8. 形態 :温泉浴場 男女別
  9. 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、うちみなど
  10. 露天風呂:なし
  11. 開放度:☆
  12. 清潔度:☆☆☆☆
  13. 気軽度:☆☆☆☆
  14. 景色 :☆☆
  15. 総合評価:☆☆☆