香川県
しおのえかいおんせん
しおのえ貝温泉
山間にポツンと佇む派手なネオンの温泉施設
貝温泉は塩江温泉郷のひとつで、国道から県道に入って少しのぼったところにある山間の静かな場所にある日帰り温泉施設です。比較的新しい温泉施設ですが、その壁にはピンク色のネオンで「貝温泉」と書かれた看板があり、かなり異様に目立っていました。近づいてみるとそれほど大きな温泉施設ではなくかなり小ぢんまりとした雰囲気があり、またネオンのせいもあってか怪しさが倍増しています。正月休みに訪れたこともあり近くの塩江温泉や奥の湯温泉はかなりの混雑ぶりです。ところが何故かここだけは数人の客しかいませんでした。これは大穴か、それても大ハズレか。バクチ感覚で入ってみました。浴室に入るとけっこう熱気がムンムンします。渓谷沿いにあるので真下に流れる川が大きなガラス越しに見えます。眺めがけっこういいのですが、対岸の民家(?)から丸見えなような気もします。女湯はわかりませんが、男湯なので特に問題もなく開放的でいいことです。浴室はそれほど広くはないのですが湯舟が大きくとってあってゆったり入れます。浴室内は黒っぽい御影石の床、浴槽で、落ち着いた雰囲気もあり、そしてとても清潔的です。ボディソープやシャンプーも備え付けられています。湯舟は2つに区切られていて、一方は中央からボコボコと豪快に泡が出てジャグジー状態になっていました。湯舟の端には湯口があるのですがその上に「この湯は飲めます」と書かれてコップが用意されているのがなんとも嬉しいではありませんか。湯は無色透明で、無味だけどまろやかな舌触りがありました。硫化水素の臭いもするようなしないような微妙な感じです。湯は沸かしているみたいだけど循環していないと張り紙がありました。ということは沸かしながら捨てているようですね。なんと贅沢なことでしょう。湯舟の温度は43度以上あって少し熱めです。冬場だったのに浴後の扇風機がとても気持ちよく感じます。浴後は食事もできる食堂兼休憩所みたいなところがあり、ゆっくりと寛ぐにはいいところだと思います。バクチ感覚で入ったところが思わぬ大穴でけっこう満足しました。
掲載: 2003/08/31
Data
- 所在地:香川県香川郡塩江町
- 源泉名:塩江貝温泉
- 入浴 :2003年1月
- 泉温 :源泉17.1度
- 湧出量:毎分75リットル
- PH :7.99
- 蒸発残留物:0.249g/kg
- ラドン含有量:0.24ME/kg
- 形態 :日帰り温泉施設 男女別
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 穴場度:☆☆☆
- 秘湯度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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