静岡県
へだおんせん・いちのゆ
戸田温泉・壱の湯
天然温泉で活気付く町の素朴な公衆浴場
戸田温泉は伊豆半島の付け根寄り西側にある港町です。もともと漁業を中心に栄えた町ですが、昭和61年に温泉が湧出して湯の町としても知られつつあるところです。共同浴場の「壱の湯」は港から1キロほど内陸に入った戸田大川沿いにあります。駐車場の入口にはやぐらの形をした飲泉場があり、チョロチョロと湯が流れていて、用意してある柄杓で自由に飲むことができるようになっていました。またその奥には温泉スタンドも用意されています。ポリタンクを持って温泉を買いに来る人がけっこういるので、需要はかなりあるんでしょうね。共同浴場は小さな平屋建ての建物で、中に入ると券売機があって受付、そして応接間セットのようなイスとテーブルの休憩所がありました。浴室への入口は奥にあります。脱衣所には鍵付きのロッカーがありました。浴室に入ると思っていたよりも広い室内でびっくりします。手前側と奥の壁側に洗い場が全部で15個ほどありました。浴室内は四角いタイルのシンプルなもので、一般的な銭湯のような雰囲気がありました。天井がわりと高いので広く見えるのかもしれません。奥の壁側は大きなガラス窓になっていて天井までありますが、下の方は目隠しのようなシートが貼ってあります。ガラスの向こうは山が見えるのですが、熱気でガラスが曇っていて景色はよく見えませんでした。たとえ見えていたとしても大した景色でもないみたいです。湯はしっとり系の無色透明の湯で、臭いはほとんどありませんでした。味はほんのりとしょっぱさを感じる程度で甘くないポカリスエットのような味に感じました。
掲載: 2003/09/14
Data
- 所在地:静岡県田方郡戸田村
- 源泉名:壱の湯 511-002号
- 入浴 :2003年2月
- 泉質 :ナトリウム・カルシウム−硫酸塩温泉(低張性・アルカリ性・高温泉)
- 泉温 :源泉52.1度
- 形態 :公衆浴場 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆
- 下町度:☆☆☆
- 素朴度:☆☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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