新潟県
えちごゆざわおんせん・ゆざわぐらんどほてる
越後湯沢温泉・湯沢グランドホテル
ホテルの浴場ながらも風情ある露天風呂で優雅に満喫
越後湯沢温泉は川端康成の小説「雪国」で有名で、冬はスキーのメッカで賑わう温泉リゾート地です。JR越後湯沢駅西口を降りて徒歩2分という、ほとんど駅前に位置する大きなホテルが「湯沢グランドホテル」です。多種類のお風呂が楽しめるので湯けむりの宿として人気があるそうです。館内に浴室は2ヶ所ありました。まずは館内奥にある大浴場「岩の湯」「若草の湯」。それぞれが男湯、女湯としてあり、ちょっと狭いですが露天風呂もあります。内湯は広くゆったりしていて露天風呂は巨石に囲まれた岩風呂になっています。そして館内のフロント近くにあるのが新しく作られた大浴場です。男湯は内風呂「季間々な湯」と庭園風呂「庭風の湯」、女湯は内風呂「季楽な湯」と露天風呂「庭咲きの湯」で男女ともほぼ同じようなコンセプトで作られた大きな浴室です。大きな特徴として男女間にある待合室から脱衣所まで畳敷きになっていることです。そして浴室は赤い御影石の大きな湯舟があり、洗い場も沢山用意されています。露天風呂はかなり気合が入った造りになっていて、内湯を出ると屋根付きの回廊が続き、御影石のジャグジー付き風呂、巨石を配した岩風呂、そして水風呂がありました。純和風で庭園風と紹介されていますが、むしろ平安時代の寝殿造り風という印象を受けました。また廊下の所々には山笠が掛けられています。ムード演出のための飾りかな?と思ったら「雪や雨の時に利用して下さい」と書いてあります。小雪のちらつく中、山笠をかぶりながら入る露天風呂というのもなかなか風流ですよね。温泉は無色透明でサラッとした湯で、特に目立った特長はありませんがなかなか気持ちいいタイプの湯です。露天風呂の脇には高温サウナの小屋がありました。サウナの小屋が外にあるのも珍しいなとも感じましたが、中に入ると全面はガラス張りになっていて露天風呂を眺めながら汗を流すことができるようになっています。露天風呂全体が凝った造りになっているので、庭園を眺めているような気分になるのでした。
掲載: 2003/09/20
Data
- 所在地:新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢
- 源泉名:湯沢町温泉管理事業第1配湯所
- 入浴 :2003年4月
- 泉質 :単純温泉(弱アルカリ性・低張性・高温泉)
- 泉温 :源泉58.4度
- 形態 :温泉ホテル 男女別
- 効能 :筋肉痛、神経痛、五十肩、運動麻痺、うちみなど
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆
- 優雅度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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