宮城県
まがたけおんせん・るびなすせんたー
曲竹温泉・ルビナスセンター
怪しい雰囲気もローカルならではの醍醐味
曲竹温泉ルビナスセンターは刈田郡蔵王町の郊外、松川沿いの堤防の裏にある日帰り温泉施設です。県道12号線からは松川橋手前の土手沿いの道に入り、蔵王高校の脇を過ぎて総合運動公園を抜けた脇に位置しています。ちょっとわかりづらくかなり怪しげな場所に感じます。しかし怪しいのは場所だけではないのがミソなんです。外観はそれほど変な雰囲気は感じではないものの一歩中に入るといきなりラーメンの屋台が現れ、そして戸惑いを隠しながらも奥に進むと受付があります。履物はシューズロッカーに入れて中に入るも、中はまるで屋台村なのです。廊下にせり出すようにして屋台が並び、もうすでに真っ赤な顔をして出来上がっちゃっている人を尻目に先に進むことにします。なんか入浴道具を持って歩いている自分がすごく場違いに感じてしまうほどです。屋台村を過ぎると浴場の入口があります。ここはホント普通の入口で大きな暖簾(のれん)をくぐると温泉分析表あり、脱衣所は棚とカゴとコインロッカーが並ぶごくごく普通の温泉浴場でした。コインロッカーは使用後にコインが戻ってくるタイプです。壁にはアトピーに効果がありそげな表示があります。期待して中に入るとこれがまた期待を裏切らないなかなかよさそうな雰囲気です。浴室内はかなり広く、大きな湯舟が2つありました。どちらも竹筒から湯が掛け流されています。熱い方とぬるい方に分けられているのですかね、この時はあまり温度差はないような感じでした。湯舟の手前側には洗い場も多く並んでいます。お湯は緑がかった赤茶色で透明度は70センチぐらいとけっこう濁っています。しっとりとした肌触り湯を舐めてみるとけっこう塩辛い味がありました。また金臭い感じもします。それほど熱くも感じないけれども汗が噴き出てきます。温泉は掛け流しのようで湯が湯舟から豪快に溢れているのは見ていて気分がいいですね。温泉の成分によってだろうけれども湯舟の縁や床は赤茶色に染まっていました。浴後は先ほどの屋台村で一杯やるのもいいけど、休憩所が有料なのはちょっと残念です。そういえば玄関の外には足湯らしき物があったけれども湯は入っていませんでした。
掲載: 2004/01/25
Data
- 所在地:宮城県刈田郡蔵王町曲竹
- 源泉名:曲竹の湯1号泉
- 入浴 :2003年8月
- 泉質 :ナトリウム−塩化物泉 低張性中性高温泉
- 泉温 :源泉45.0度
- 湧出量:毎分321リットル
- PH :7.3
- 蒸発残留物:7567mg/kg
- 形態 :日帰り温泉施設 男女別
- 効能 :(浴用)切り傷、火傷、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病など
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆☆
- 清潔度:☆☆
- 気軽度:☆☆
- 下町度:☆☆
- 穴場度:☆
- 秘湯度:☆☆☆
- 異色度:☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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