秋田県
おくおくはちくろうおんせん
奥奥八九郎温泉
ワイルドさ満点、天然ジャグジー野天風呂
日本でも、いや世界でもかなり珍しい部類に入ると思われる野天風呂が秋田県北部にある奥奥八九郎温泉です。国道282号線から脇道に入り集落を抜けやがて未舗装の林道へと入っていきます。林を抜けてしばらくダートを進んでいくと突然道の脇が開けた空間に出くわし、そこにぽっかりと姿をあらわすのが奥奥八九郎温泉です。辺りは完全に森の中で、当然ながら人工的な施設など見当たりません。しかし、その広場の中心にポツンとあるジャグジー風呂。ありえなーい。動画はこちら。(1.41MB MPEG-1)立ちくらみを覚えるほどの非常に考えられない光景を目の当たりにします。脱衣所などの設備もなく完全な野湯なんですが、足場もそれほど悪くはなくしっかりとした湯舟で底からはボコボコと豪快な泡が出ているのです。当然、電気なんか通っているわけもなく100パーセント天然の動力、天然の温泉、天然のジャグジー風呂なんです。温泉がポコポコと湧いているところなんかよくありますが、これは誰かのいたずらかと思ってしまうほど、完全にジャグジー風呂なんですね。湯舟の大きさもほどほどで温度も適温、深さも丁度よすぎます。湯はほとんど無色透明で少し濁りがある程度かな。炭酸ガス臭いというか鉄分のような匂いと味がする湯です。林道の通り沿いにあるとはいえ、この林道はさっきから誰も通りません。のんびりと満喫するには最高のロケーションなんだけれども・・・。大きな問題にぶち当たりました。それはアブの大群です。場所柄、季節柄、仕方のないことかもしれませんが、よくもまぁこんなにもアブがいるもんだと感心するどころか恐怖心まで覚えるほど、アブ、アブ、アブ、一面のアブの大群です。まるで日本中のアブがここに集結しているのではないかと考えてしまうほどの大群なんです(かなり大袈裟)。それにしても大きいのから小さいのまで様々な種類のアブがいるもんですね。せっかくきたのだからと頑張って入浴するけども、ツライ、ツラすぎます。時期と時間帯を考えて入浴する必要がありそうです。
掲載: 2004/05/30
Data
- 所在地:秋田県鹿角郡小坂町
- 入浴 :2003年8月
- 形態 :野湯 混浴
- 脱衣所:なし
- 開放度:☆☆☆☆☆
- 清潔度:☆
- 気軽度:☆☆
- 穴場度:☆☆☆
- 野趣度:☆☆☆☆☆
- 秘湯度:☆☆☆☆☆
- 疲労度:☆☆☆
- 異色度:☆☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆☆☆
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