石川県
しらみねおんせん・そうゆ
白峰温泉・総湯(旧)
つるつる、すべすべ、名湯「絹肌の湯」
白峰温泉は日本三名山のひとつ「白山」がある石川県南部の白峰村に湧く温泉です。この温泉は国内でも極めて珍しい純重曹泉ということで、山間のひっそりとした村なのですがけっこう人気のある温泉地です。温泉街にはいくつかのホテルや旅館、民宿などがあり、それなりに温泉街を形成していますが、その中心にあるのが公衆浴場の「総湯」です。客層はほとんど地元の方のような感じでしたが、外観は小さな民族資料館のような印象をうけるなど、観光客にも受け入れられるような工夫がされているようです。中央の入口を入ったすぐの受付で料金を払うと、右側が女湯、左側が男湯の入口になっていました。脱衣所には鍵付きの木造ロッカーと、有料の貴重品用コインロッカーが並んでいました。脱衣スペースの中央にはイスとテーブルが設置してあるなど、わりと広い感じがしました。浴室はタイル張りのシンプルな内湯のみで、中央壁側に大きな湯舟があり、その湯舟が左右に区切られています。片方は腰下ぐらいの深さでもう片方は膝上ぐらいの深さですが気泡浴が付いていました。洗い場は浴室を取り囲むように壁側に並んでいます。シャンプーや石鹸などは常備されていないので各自用意しましょう。湯舟へは中央の石組みの湯口から湯が注がれています。湯は無色透明だけれどもかなりツルツル感が味わえる特徴的な湯です。別名「つるつる温泉」とか「絹肌の湯」などと言われているそうですが、なるほどこれほどまでのツルツル感はなかなか味わえないだろうと思いました。石鹸水の中に入っているというよりは、まるで体の表面が溶けていくような気分になるのでした。ついついその気持ちよさにまったりして湯に浸かっていると、かなりの温熱効果もあるようで玉のような汗も吹き出てきます。温泉から出た後も体はポカポカするし肌もツルツルとしていて、いつまでも余韻の楽しめる温泉なのでした。(平成20年11月にリニューアルしました。)
掲載: 2004/10/09
Data
- 所在地:石川県石川郡白峰村
- 源泉名:白峰温泉二号井
- 入浴 :2003年10月
- 泉質 :ナトリウム炭酸水素塩泉(弱アルカリ性低張性温泉)
- 泉温 :源泉37.2度
- 湧出量:毎分81リットル
- PH :8.0
- 蒸発残留物:1708mg/kg
- 形態 :公衆浴場 男女別
- 効能 :(浴用)神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺など
(飲用)慢性消化器病・糖尿病・痛風・肝臓病など - 露天風呂:なし
- 開放度:☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 下町度:☆☆☆
- 穴場度:☆
- 素朴度:☆☆☆
- 人気度:☆☆☆☆
- 景色 :
- 総合評価:☆☆☆
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