北海道
ふろんてぃあふらぬいおんせん
フロンティアフラヌイ温泉
洒落た外観が一際目立つ療養泉
フロンティアフラヌイ温泉というちょっと変わった名前の温泉は、上富良野にある温泉施設です。上富良野から十勝岳温泉に向かう途中の道路沿いにあります。けっこうさりげなくある温泉施設ですが、知る人ぞ知るけっこうな名湯なんだそうで人気があるようです。外観は入口脇にサイロを模ったものがあったりと、北海道らしさを醸し出した洒落た雰囲気で、いわゆるちょっとしたプチホテルのような感じです。中に入るとシューズロッカーがありその先にフロントがあります。脱衣所は棚と鍵のかからないロッカーしかないので貴重品はフロントの隣の貴重品ロッカーを利用します。浴室は「西乃湯」と「東乃湯」の二つがあるのですが、日替わりで男女交替制になっています。今回は東乃湯が男湯になっていました。フロントの前を通って廊下を奥に進むと食堂の前に浴場入口があります。脱衣所は広く清潔的で、一般的なホテルの脱衣所といった感じです。浴室はタイル張りの内湯で、入口脇に高温サウナがあり、手前側に洗い場、奥に湯舟が二つありました。洗い場はボディソープ、リンスインシャンプーが備え付けられています。湯舟は二つともそこそこ人数が入れる大きさで手前のものは加熱し、40〜42度ぐらいありました。奥の湯舟は源泉槽だそうで31度とかなりぬる目というか冷たかったです。夏場なら気持ちいいでしょうが、その他の季節では温まってからでないと風邪をひきそうな感じです。湯はくすんだウグイス色といった感じの少し濁った湯で金属的な臭いがあります。加熱された方の湯舟は鯰(ナマズ)のような体つきをした鯉(コイ)の形の湯舟から湯が注がれています。源泉槽は冷たいながらも加熱浴槽で火照った体を冷ますには丁度よい温度で、交互に入れば長湯も可能ですね。常連らしき他の客は、みんな交互に入浴して温泉を楽しんでいました。この湯はしばらく浸かっていると体中が細かな泡でいっぱいになります。シュワシュワとした感覚がなかなか気持ちがいいです。
掲載: 2004/10/24
Data
- 所在地:北海道空知郡上富良野町
- 源泉名:2号井
- 入浴 :2003年10月
- 泉質 :ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(低張性中性温泉)
- 泉温 :源泉34.2度
- 湧出量:毎分240リットル
- PH :7.2
- 蒸発残留物:2.122 g/kg
- 形態 :温泉ホテル 男女別
- 効能 :きりきず・やけど・皮膚病・疲労回復・健康増進など
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 異色度:☆
- 湯治度:☆☆☆☆
- 景色 :☆
- 総合評価:☆☆☆
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