静岡県
もりのみやこおんせん・ならここのゆ
森の都温泉・ならここの湯
山を眺めながらの自然派温泉
掛川市の山奥、「ならここの里」のキャンプ場脇にある温泉施設が森の都温泉「ならここの湯」です。「ならここ」って何のことだろうと思ったら、森林浴ならここ、山の幸・木の文化ならここ、森の湯・川べの湯ならここ、ということで「温泉ならここ」って事なんだそうです。何かそういう言葉があるのかと思っていたら違うのですね。なかなか不思議なというか洒落たネーミングです。ここは2003年9月にオープンしたということで、まだとても新しい温泉スポットです。館内は真新しくて新築の香りがプンプンと漂っていました。コンクリートを基調としたデザインのようですが、森の中の施設ということもあってか、木材をふんだんに使った館内はとても鮮やかなのが見ごたえあります。館内に入るとまずはシューズロッカーに履物を入れてサンダルに履き替えます。隣の券売機で入浴券を購入してフロントで入浴券とシューズロッカーの鍵を渡すと脱衣所のロッカーの鍵を手渡されます。浴室はフロントの裏手になります。脱衣所は木製ロッカーが並び洗面台、体重計がありとてもシンプルです。奥はガラス窓になっていてそこから露天風呂が見えました。内湯は黒い石タイルに壁はコンクリート打ちっぱなしという今風のシンプルなスタイルです。洗い場には石鹸、シャンプー、リンスが備わっていました。ここの石鹸は無添加の自然に優しい石鹸なのだそうで、体を洗うだけでなく頭を洗うのにも使えるという優れものだそうです。湯舟はとってもゆったりとしていて気分よく入れます。二重扉を外に出ると大きな露天風呂があります。巨石に囲まれた大きな湯舟で、手前側には東屋風の屋根のついたところもあります。露天は周りの壁が少し高いようにも感じますが、バックに山がそびえていて景色もそんなには悪くはありません。山から吹く自然の爽やかな風がとても気持ちよかったです。湯は無色透明でしっとりとしていますが、ツルツル感もある湯なので入浴感がとても気持いいです。ナトリウム−塩化物泉ということで舐めてみるとかなりしょっぱい味がありました。けっこう体の芯から温まる湯ですね。真冬だったのでそれほど多くの人はいませんでしたが、バンガローやコテージ、オートキャンプ場が整備されているので夏はかなり混雑するかもしれませんね。
掲載: 2004/12/04
Data
- 所在地:静岡県掛川市居尻
- 入浴 :2003年12月
- 泉質 :ナトリウム−塩化物温泉(高張性・弱アルカリ性・温泉)
- 泉温 :源泉41.0度
- 湧出量:毎分81.4リットル
- 形態 :日帰り温泉施設 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、疲労回復、健康増進など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 秘湯度:☆
- 異色度:☆
- 人気度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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