大阪府
かいづかおんせん・ほのじのさと「もりのよくじょうゆのやかた」
かいづか温泉・ほの字の里「森の浴場ゆの館」
自然体験型パークに湧くツルツル温泉
大阪府貝塚市にある「そぶら貝塚ほの字の里」は林業・農業体験をテーマとした体験パークです。「ほの字」なんて変な名前だなと思って興味を持ったのがきっかけで出かけてみました。パンフレットを見ると「ほっとやすらぐ、ホット(熱く)なる、ほんもの、ほかほか」など「ほ」の字をテーマとして様々な体験ができるという趣旨のもので、意外と砕けた感じのネーミングでした。ここでは本格的なスポーツ施設や炭焼き小屋、木工室、レストランや研究室などもあり宿泊でゆっくり自然を満喫できる施設だそうです。廃校になった小学校の跡地を利用して作られた施設ということですが、体育館以外はほとんど新設したものばかりで洒落た雰囲気もあり、けっこう人気が高いスポットのようです。ここの奥にあるのが温泉施設の「ゆの館」で、宿泊者でなくても利用することができます。建物はちょっとした美術館のような雰囲気であまり温泉施設っぽくありませんが、入口には温泉効能表なども掲げてありました。館内ではまず履物を脱いでシューズロッカーに入れてから受付を済ませます。浴場は「杉湯」「桧湯」の二種類があり定期的に男女交替制になっているようです。脱衣所は一応鍵の掛かるタイプの棚がありますが、貴重品はフロントへ預けましょう。浴室は内湯と露天風呂があります。内湯はボディソープ、リンスインシャンプー、石鹸の備わった洗い場が並び、大きな木造の湯舟があります。湯舟は細長い板がすのこ状に張られていて、それでいてわりと大きめなのでなかなか壮観です。桶や腰掛などもすべて木製というのはやっぱり風情を感じますね。湯は無色透明でサラサラしていすがけっこうツルツル感の強い湯で、木のぬくもりと調和してついついうっとりしてしまうほど気持ちがいいです。露天風呂は内湯のガラス越しにありました。それほど広くはありませんが、外気に触れながらの入浴はやはり気持ちいいものですね。湯舟の脇には白いイスが並んだデッキもあって火照った体を涼ませることができます。湯舟の前のスペースには梅の木や楓の木などもあり、四季を通して楽しめる工夫があるようです。それほど景色はよくありませんが、ちょっと高台にあるので自然の長閑(のどか)な風景も楽しむことができます。
掲載: 2005/01/29
Data
- 所在地:大阪府貝塚市蕎原
- 源泉名:かいづか温泉”ほのぼの湯”
- 入浴 :2003年12月
- 泉質 :弱アルカリ性ナトリウム炭酸水素塩泉
- 泉温 :源泉23度
- 形態 :温泉浴場 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 野趣度:☆
- 秘湯度:☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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