千葉県
いぬぼうざきおんせん・ほてるにゅーだいしん
犬吠埼温泉・ホテルニュー大新
1000坪の日本庭園の眺望を楽しめる露天風呂
犬吠埼は千葉県の東部、利根川の河口にある岬です。富士山頂に次いで日本で二番目に早く日の出が拝める場所として有名で、元旦は初日の出スポットとして人気のあるところです。周辺にはホテルや灯台、マリンパーク、遊歩道、美術館、海水浴場などプレイスポットも豊富な場所ですが、1997年には犬吠埼観光ホテルが先陣を切って温泉掘削に成功し、今ではちょっとした温泉街としての顔も見せています。ホテルニュー大新はその犬吠埼温泉郷に建つ大きなホテルです。大新旅館という正保2年(1645年)から続く料理旅館のホテル部で、この旅館には伊藤博文や大熊重信、島崎藤村などの著名人にも愛されていた老舗なのだそうです。ホテルは白壁の大きなもので、客室は全室オーシャンビューなのだそうです。温泉浴場は日帰りでの入浴も受け付けていました。浴室はフロント裏手のロビーをすぎたところにありました。脱衣所には棚にカゴが並んだわりとシンプルな感じです。洗面台は広めで、櫛(くし)や剃刀(かみそり)、整髪料なども備え付けられていてアメニティグッズも充実しています。脱衣所には内湯への出入り口と露天風呂への出入り口があり、内湯と露天風呂は繋がっていないようです。内湯はさすがに大きなホテルだけあって広々としています。タイル張りのオーソドックスなものですが、清潔感がありガラス窓も大きいので明るい雰囲気です。洗い場は壁側にズラリと並んでいて、リンスインシャンプーやボディソープ、石鹸、シェービングムースなども用意してありました。湯舟はガラス窓側にあり、細長く広いものです。ガラス窓の外には林というか1000坪もあるという庭園が広がっていました。ただ、内湯は温泉ではなくさら湯で、温泉を利用しているのは露天風呂になります。露天風呂は庭園に迫り出す形に作られていました。大人が6〜7名でいっぱいの小さめな湯舟ですが、岩を配した岩風呂で脇の木箱のような湯口から温泉が注がれています。湯は無色透明でサラッとした湯です。微妙な臭いがあるようなないようなちよっと印象の少ない湯です。ナトリウム塩化物強塩温泉ということで、本来は少し塩味がついているようですが、今回はあまり感じられませんでした。湯は加熱循環式のようで湯舟から溢れる気配はありません。またジェットバスもついています。内湯に比べて塩素臭がないだけという気もしますが、しばらくすると体がポカポカとしてくるので内湯とはやはり違う感覚がありました。男湯側はちょっとした板垣はありますが、立ち上がれば庭園が見渡せて爽やかな雰囲気が心を落ち着かせてくれます。ただせっかく犬吠埼にいるのだから浴室から海が見えてもいいような気がします。海岸からほんの少し離れているので、これはまぁ仕方のないことですがやはり残念ですね。客室からは文句なしに海を眺められるので、
掲載: 2005/03/27
Data
- 所在地:千葉県銚子市犬吠埼
- 温泉名:犬吠埼温泉 松籟の湯
- 入浴 :2004年3月
- 泉質 :ナトリウム塩化物強塩温泉
- 泉温 :源泉27.3度
- 形態 :温泉ホテル 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、慢性消化器病など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆
- 穴場度:☆☆☆
- 野趣度:☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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