新潟県
あかくらおんせん・あしゆ
赤倉温泉・足湯
立派な門構えと充実した足湯施設
赤倉温泉は冬はスキー客で賑わうスキーリゾート温泉地です。ホテルや旅館が建ち並ぶ大きな温泉地で賑わいを見せているミーハーなイメージがありますが、実は歴史的にも古い温泉地なのです。文化13年(1816)に妙高山より引き湯し、高田藩営温泉として栄えてきたそうです。そんな歴史的な温泉地の一角にあるのが足湯公園です。足湯がメインの広場ですが、けっこう広くて大規模なものです。公園入口には大きな門が構えていて、営業時間の案内板もありますが、時間内であれば誰でも無料で楽しむことができます。門をくぐると大きな円形の池が見えます。石垣でぐるりと二重に囲われていますが、こちらは足湯ではなく噴水になっています。その噴水の奥に足湯がありました。一部には東屋風の屋根がついていて、噴水の半分を囲うように湯舟は作られていました。屋根の下の部分は少し広くなっています。木製のベンチが湯舟沿いに作られていて、隅には手すりも用意されていました。湯はほとんど無色透明ですが、黒いススのようなものと、白い玉子スープのような湯の華が沢山舞っていました。それから硫黄のような臭いもプンプンとしています。わりと浅めの湯ですが、湯舟の底には玉砂利が敷いてあり、足の裏を刺激してくれます。湯は奥から注がれて流れているようで、注ぎ口に近いほど温度が熱くなっています。好みの温度の場所を見つけて入るといいでしょう。足湯の説明が公園の脇にありましたが、「頭寒足熱健康法」といって、足を暖めて上半身を冷やすのがいいそうです。隣の噴水は気化熱効果で涼しむために用意されているそうな。足湯は足で暖められた血液が心臓に戻りやすくなる「ポンプアップ効果」もあるそうで、健康法のひとつとして楽しめるそうです。なるほど足先だけなのにしばらくすると全身が熱くなり、汗が出てきました。温泉街にあり、公園にもなっているので、散歩がてら立ち寄るにはいいスポットだと思います。
掲載: 2005/10/08
Data
- 所在地:新潟県妙高市赤倉
- 入浴 :2004年4月
- 泉質 :硫酸塩・炭酸水素塩
- 形態 :足湯 混浴
- 効能 :あせも・しっしん・切り傷・やけど・慢性皮膚病・美肌効果など
- 脱衣所:なし
- 開放度:☆☆☆☆☆
- 清潔度:☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 野趣度:☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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