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新潟県

あかくらおんせん・たきのゆ

赤倉温泉・滝の湯

ゴツゴツとした岩壁がダイナミックな露天風呂
スキーリゾートとしても有名な赤倉温泉の歴史は古く、江戸時代後期の文化13年(1816)に妙高山の北地獄谷から引湯され温泉街として繁栄したそうです。その開湯170年を記念して昭和61年(1986)に作られたのが温泉街の一番奥にある赤倉野天風呂「滝の湯」です。大きな露天風呂が自慢の日帰り専用の温泉施設です。まずは券売機で入浴券を購入して受付をすまします。すると入口に下駄箱があるので履物を脱いでからあがります。浴室は手前が女湯で奥が男湯になっていました。脱衣所から一歩出ると、そこはすぐに露天風呂が広がります。この施設には内湯はないのです。出入り口の前に掛け湯があり洗い場も3箇所ほどあるのですが、柱の陰の狭苦しいところに言い訳程度にありました。一応洗い場にはシャンプーや石鹸、ボディソープなどが用意はされていました。露天風呂は巨石にぐるりと囲まれていて、とても広いのですが威圧感がありました。それというのも、そのゴツゴツとした岩の壁がけっこう高いので景色が見えないからです。でも、広さは十分にあるので湯舟に入って空を見上げれば、とても開放的な気分になれます。男女を隔てる岩壁の上部からは滝のようになって湯が注がれています。「滝の湯」の名前はこれを意識しているのでしょうかね。熱湯という程ではないのですが、けっこう熱めの湯が注がれていたので直接浴びるのはちょっと無理でした。湯はほとんど無色透明ですが、玉子スープのような細かな浮遊物が沢山舞っていて少し油臭や硫化水素のような臭いを感じます。訪れた時季が春だったこともあってまだオープンしていませんでしたが、夏場になるとスライダー付きプールの利用もできます。プールと言っても露天風呂のすぐ隣にもうひとつ湯舟があり、同じように巨石で囲まれた感じなので、スライダー付きの露天風呂と言った方が正解でしょう。子ども連れのファミリーには喜ばれる施設ではないでしょうか。しかし、露天風呂と休憩室だけの施設のわりには利用料金が少々お高めなのが気になりました。
掲載: 2005/10/08
Data
  1. 所在地:新潟県妙高市赤倉
  2. 源泉名:大升分湯槽
  3. 入浴 :2004年4月
  4. 泉質 :カルシウム・ナトリウム・マグネシウム−硫酸塩・炭酸水素塩温泉
  5. 泉温 :源泉53.0度
  6. PH :7.0
  7. 形態 :日帰り温泉施設 男女別
  8. 効能 :外傷、リュウマチ、皮膚病、神経痛、便秘、痔疾など
  9. 露天風呂:あり
  10. 開放度:☆☆☆☆
  11. 清潔度:☆☆
  12. 気軽度:☆☆☆
  13. 野趣度:☆☆
  14. 景色 :☆☆☆
  15. 総合評価:☆☆☆