石川県
しおさくらのさとおんせん・こふんのゆ
志乎桜の里温泉・古墳の湯
古墳の上で太古のロマンに馳せる
千里浜なぎさドライブウェイは、全長8キロメートルにもおよぶ砂浜の道路です。砂浜はとても固く乗用車も走ることができることで有名な観光スポットです。そのドライブウェイから内陸部に入った、志雄の中心地から少し離れた高台にある日帰り温泉施設が「志乎・桜の里温泉 古墳の湯」です。「志乎・桜の里古墳公園」の入口にあり、公園で遊んだ後に立ち寄るなどとても便利な存在です。建物の外観は木の色が鮮やかな板張り木造で、瓦屋根なのですがとてもモダンなデザインで落ち着いた感じです。壁に掲げてある看板には名称とともに「さくらちゃん」という桜の花を模したキャラクターの絵が描かれていました。中に入ると履物を脱いでシューズロッカーにしまいます。券売機で入浴券を購入し、シューズロッカーの鍵とともにフロントに渡すと脱衣所のロッカーの鍵が渡されるシステムになっていました。浴場はフロントの脇の先にあります。浴室は御影石をふんだんに使用した石タイル張りで、壁に石垣があったり、柱などに天然木の丸太を利用したりとうまく調和して洒落た感じです。洗い場は沢山並んでいますが、石鹸やシャンプーなどは用意されていません。お風呂セットは各自で用意していくといいでしょう。湯舟は窓側にあってわりと広めでゆったりとしています。湯は無色透明で温泉の臭いはほとんどありませんが、やや塩素臭を感じました。ちょっと舐めてみましたがほとんど味もないようです。かなりサラッとした湯であまり温泉らしくないような特徴の少ない湯です。開業当時は食塩泉だったそうですが、湯量が減ったために取水管を清掃し細工を施したところ、別の湯脈に当たり湯量は7倍に増加して泉質はアルカリ性単純泉に変化したのだそうです。浴室内には高温サウナと水風呂もあります。外にはそれほど広くはありませんが、露天風呂もあります。石を組んだ素朴な岩風呂です。建物が高台にあるので、のどかな田舎町の明かりを楽しむことができました。また昼間であれば田園風景を見下ろしながらの入浴になると思うので、それはそれで清々しいことでしょう。露天風呂の脇にはウッドデッキのような涼み場所も設けられていたので、風を浴びながらのんびりと過ごしてみるのもいいでしょう。
掲載: 2005/10/30
Data
- 所在地:石川県羽咋郡宝達志水町石坂
- 入浴 :2004年5月
- 泉質 :アルカリ性単純温泉
- 形態 :日帰り温泉施設 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆
- 素朴度:☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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