沖縄県
なはてんねんおんせんびじんゆ・りっかりっかゆ
那覇天然温泉美人湯・りっかりっか湯
那覇市内で気軽に浸かれる天然温泉
「ゆんたく、あしび温泉 りっかりっか湯」は、那覇市の中心街、国際通りから少し入った那覇セントラルホテルに併設された日帰り温泉施設です。1998年11月にオープンしたという比較的新しい温泉施設ですが、温泉過疎地域の沖縄においては貴重な存在でとても人気があるようです。国際通りに面してはいないけど三越の裏手にあるので地図を頼りにいけばすぐにわかるでしょう。「ゆんたくあしび」とは沖縄の方言で「ゆんたく」が「おしゃべり」、「あしび」が「あそぶ」、そして「りっかりっか」とは「一緒に行こう」という意味なんだそうです。正面玄関を入るとシューズロッカーがズラリと並んでいます。館内に入るとちょっとした食事処があり、正面に自動券売機と受付がありました。浴場は階段を上がった2階にあります。紫雲泉と桃源泉という2つの趣向の異なる浴室があり、定期的に男女が交替するシステムになっているようです。今回は桃源泉に入りました。脱衣所はコインロッカーが沢山並んでいます。コインは使用後に返却されるタイプになっていました。浴場入口前には冷水機や氷などのサービスもあります。サウナを利用する客が喉を潤しているようです。浴場内はタイル張りのいたってオーソドックスなセンター系のタイプで、様々な種類の湯舟が並んでいます。全身気泡浴で包み込む「アクアプログラム」や、強烈なジェット噴流で気になる部分を揉み解す「シェイプバス」、打たせ湯の「リフレッシュバス」、低周波で痺れる「ヘルツバス」、浅くなった湯舟の底からモコモコと噴水のように湯が吹き出る「ファウンテンバス」など、けっこうスポーティな浴槽が並んでいました。それからサウナも充実しています。ドライサウナをはじめ、スチームサウナや、塩サウナまでもあります。こんだけ揃えているとは、なかなか気合いを感じますね。そして浴室の一番奥にはここの目玉となる天然温泉があります。別室になっていて露天風呂になっているのかと思いきや、壁も天井もあるので露天風呂ではないようです。湯舟の周りにはデッキチェアが並び休憩所を兼ねているので、そのような雰囲気を感じるようです。湯舟は1つだけ少し大きめのものがあります。石タイルで囲まれた洋風浴槽になっています。ちなみに紫雲泉の方では岩風呂の和風浴槽になっているそうです。湯はほとんど無色透明ですが、微妙に白濁しているような気もします。とてもさっぱりとした湯なのですが、マロヤカにしょっぱい食塩泉です。加熱、循環、消毒された湯なので、ちょっと本格派には寂しいところですが、沖縄の、しかも中心地での天然温泉はかなり貴重です。小さくてもいいから源泉槽を用意してくれると、それだけで雰囲気や印象が変わると思うのですがどうでしょうかね。期待しちゃいます。
掲載: 2006/01/14
Data
- 所在地:沖縄県那覇市牧志
- 源泉名:那覇天然温泉美人湯
- 入浴 :2005年12月
- 泉質 :ナトリウム-塩化物泉(弱アルカリ性低張性低温泉)
- 泉温 :源泉26.6度
- 湧出量:毎分70リットル
- PH :7.98
- 蒸発残留物:1.80g/kg
- 形態 :日帰り温泉施設 男女別
- 効能 :神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・冷え性など
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆
- 野趣度:
- 人気度:☆☆☆☆
- 景色 :
- 総合評価:☆☆
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